欧州医薬品庁からの回答を発表するマルセル・デ・グラーフ議員
Nov 2023.Press conference European Parliament about the experimental COVID MRNA injections
「感染を防ぐことが目的ではありません」
欧州議会議の 4人の議員が、10月に欧州医薬品庁(EMA)に対して、mRNA コロナワクチンに関しての「質問」を書類で提出し、回答を要請していました。
最近、欧州医薬品庁が、オンラインで回答の書面を公開しました。
書面はこちらにあります。
これがまた文章を「完全に画像化したもの」で、つまり検索システムにおいて「検索されない工夫」がなされた文書でしたが、この回答の内容が、11月11日の欧州議会の記者会見で発表され、波紋を呼んでいることを、ドイツの日刊紙ベルリン・ツァイトゥング紙が伝えています。
たとえば、書面には「質問1への回答」として、以下のように書かれてあります。
欧州医薬品庁の回答より
1. 認可された適応症
貴殿たちは、認可された適応症に基づいて、このワクチンが「保護を求める個人にのみ投与されるべきであり、(コロナの)伝播または感染率を低下させる(伝播制御)が目的では認可されていないのではないか」と質問されました。また、認可された適応症は「製薬会社、政治家、医療専門家たち」が推進する使用法と一致しないのではないかとも述べられています。
この新型コロナワクチンが、人から人への感染を防ぐことは認可されていない、というご指摘は確かに正しいです。 適応症はワクチン接種を受けた人のみを保護することを目的としています。
新型コロナワクチンの製品情報には、このワクチンが新型コロナウイルス感染症を予防するための「能動免疫接種用」であることが明記されています。さらに、ワクチンの認可に関する欧州医薬品庁の評価報告書では、伝染性に関するデータが欠如していると指摘されています。
なお、「能動免疫」という言葉は、「病原菌やワクチンなどの抗原が体内に入ることによって、体内で抗体が作られる免疫のこと」だそうです。
ともかく、こんな感じのことがかかれてあり、また、「 4. 有害事象の質問」に対しては、
> 一般人口の大部分がワクチン接種を受けているため、ワクチン接種時または接種直後に症状が発生したという多くの報告が予想されます。
と、「有害事象がたくさん起きることは予測してましたよ」という態度の回答だったりしていました。
これに対して、EU 議員たち、あるいは、ベルリン・ツァイトゥング紙は、
「あの大規模なワクチン接種キャンペーンは適切だったのか?」
と疑問を投げかけています。
つまり、「伝染を抑制しない上に最初から有害事象が予測されていたワクチンを大多数のヨーロッパ人に接種したことは正しかったのか?」という意味です。
もちろん、正しくないんですが、いまでにブースターを展開させている日本のような国もあります。
最近、いろいろな国で動きが出ています。
フィリピンでは、政府が、2021年からのフィリピン国内での超過死亡に関する原因についての正式調査を開始しました。
(記事)フィリピン政府が、自国での2021年からの超過死亡に関する原因についての正式調査を開始
BDW 2023年11月25日
イタリアでは、ワクチン展開を主導した元保健大臣が、検察庁から捜査を受けていることが報じられています。容疑は「殺人、傷害、汚職」等となっています。
(記事)イタリアで、ワクチン有害情報を隠蔽したとして、元保健大臣を「殺人容疑」でローマ検察庁が捜査を開始
BDW 2023年11月26日
コロナワクチンに関しては、遺伝子の問題に関わることでもあり、実際は「後の祭り」感が強いのですが、それでも、責任の所在を明確にしておかないと、「新たなパンデミックなどでの次の間違い」が起こらないとも限りません。
それを避けるためにも、コロナワクチン展開に対して振り返ることは重要です。
ここからドイツのベルリン・ツァイトゥング紙の記事です。
欧州医薬品庁が明かす「衝撃的な事実」:コロナワクチン接種キャンペーンはなぜ正当化されたのか?
Ema enthüllt „schockierende Fakten“: War die Corona-Impfkampagne berechtigt?
berliner-zeitung.de 2023/11/26
欧州医薬品庁からの新たな書簡が波紋を呼んでいる:各国政府は、このワクチン接種が感染を防げないことを最初から知っていたのだろうか?
コロナワクチン接種に関する欧州医薬品庁(EMA)からの書簡が不安を引き起こしている。
これは、10月初旬に提出された複数の EU 議会議員からの mRNA ワクチンに関する要請への回答だ。この書簡は11月末にオンラインでのみ公開された。
欧州議会での記者会見で、オランダの欧州議会議員マルセル・デ・グラーフ氏と他の 4人の議員が当局の回答を発表した。この暴露は「衝撃的な事実」であるとデ・グラーフ議員は語った。
議員グループは、コロナワクチンの緊急承認からその効果と副作用に至るまで、さまざまな質問を欧州医薬品庁にぶつけた。
回答は、2020年11月からアムステルダムの欧州医薬品庁長官を務めるアイルランド人薬剤師のエマー・クック氏によって書かれた。
欧州医薬品庁の回答:「このワクチンでは感染を防ぐことはできません」
この回答は、新型コロナウイルスワクチン接種の承認が個人への予防接種を目的としたものであり、一般集団への感染伝播を制御することを目的としていないことを明らかにしている。
ワクチンは「ワクチン接種を受けた人のみを保護する」としている。
欧州医薬品庁によると、承認過程でワクチン接種後の「感染リスクに関するデータが不足」していたという。ワクチンが感染を予防するという証拠はなかったのだ。
したがって、いくつかの EU 諸国で実施され、ワクチン接種が他の国々を守るというメッセージを広めたワクチン接種キャンペーンはすべて不当であり、誤解を招くものであった、とデ・グラーフ議員は述べた。
同氏の意見では、ワクチン接種はリスクのある人にのみ使用されるべきだったという。「ワクチン接種を推奨または投与する前に、すべての安全性情報を慎重に確認する必要がありました」と欧州医薬品庁は書簡の中で述べている。
デ・グラーフ議員によると、60歳未満の人々にとってコロナワクチン接種が適切なのは非常にまれなケースだという。
欧州医薬品庁は、コロナワクチン接種による「多くの副作用」を予想していた
欧州医薬品庁の回答には、コロナワクチンの副作用に関するニュースも含まれている。
「国民の大部分がワクチン接種を受けているため、ワクチン接種中または接種直後に副反応が発生する多くの報告が予想される」と書簡は述べている。
ただし、これがワクチン接種のせいで起こったのか、それとも偶然だったのかは不明だ。しかし、さらに具体的なことが書かれている。
「ほとんどの副作用は軽度だが、より重篤な副作用が発生する可能性もあります。…心筋炎(心筋の炎症)および心膜炎(心膜の炎症)のリスクを考慮する必要があります。これらの副作用は欧州医薬品庁によって評価され、製品情報にも記載されています」
しかし、この書簡では副作用の程度や正確な重症度については何も明らかにされていない。
デ・グラーフ議員は、人々の命が危険にさらされたと結論づけた。
「このワクチン接種はまったく安全ではないため、ワクチン接種キャンペーンはできるだけ早く中止されるべきだ」と欧州議会議員は述べた。