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オクラホマ州タルサを襲った季節外れの巨大竜巻後の惨状

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2017年8月6日の米国の報道より

abc news

竜巻が通り過ぎた後のオクラホマ州タルサ

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8月6日、アメリカのオクラホマ州のタルサという場所で巨大な竜巻が発生し、非常に大きな被害を出したことが報じられています。

アメリカでは今や巨大竜巻は珍しくもなんでもないですが、ただ、8月に入ってからねこれだけ大きな被害が出る竜巻というのは大変珍しいそうで、そのために冒頭の ABC  ニュースのタイトルに「稀な」とあります。

規模だけではなく、8月に入ると、本来ならアメリカの竜巻の発生数自体が急激に減少していきます。

アメリカの月ごとの竜巻発生数の平均(1991-2010年)

・NOAA

そんな中で起きた今回の巨大竜巻の威力は、竜巻の被害を示す世界基準数値「改良藤田スケール」で「 EF2 」を記録しました。

改良藤田スケールは低いほう(EF0)から最も高いほう(EF05)までの6段階となっていますので、EF2 はそれほどではないと思われるかもしれないですが、現実的に発生する竜巻の中で EF2 は壊滅的な被害を示すもののひとつです。

現実、EF3 以上の竜巻というのはほとんど発生することはありません(EF3で 3%程度、EF4は 1%より低い)。たとえば日本の場合だと、 EF3 までの竜巻しか発生したことがないという事実もあります。そういう意味では日常で発生し得る中では、最大クラスともいえるのが EF2 といえ、それが8月に発生したというのが異常な部分かもしれません。

EFスケールと相対度数(発生頻度 / %)

EF0 風速105-137km/h 相対度数 53.5%

EF1 風速138-178km/h 相対度数 31.6%

EF2 風速179-218km/h 相対度数 10.7%

EF3 風速219-266km/h 相対度数 3.4%

EF4 風速267-322km/h 相対度数 0.7%

EF5 風速322km/h以上  相対度数 0.1%未満

今回は、そんな竜巻に見舞われたオクラホマ州タルサの様子ご紹介します。

きわめて短時間の間に「文明を消し去る」竜巻の力がわかります。

2017年8月6日 オクラホマ州タルサ

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