8月7日のブラジルの報道より
ブラジルの、1100頭の牛を飼育していた比較的大きな牧場において、「ある日突然それらの牛が死亡してしまった」という出来事が起きました。
原因は今のところわかっていません。
1度の飼育動物の大量死としては例を見ないほどの規模で、その原因が議論されています。
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大量死が起きたのは、ブラジルのアグア・クララという場所です。
アグア・クララの場所
・Google Map
この大量死は 8月7日に発生しました。
2017年8月7日の牧場の様子
前代未聞の大量死の報告を受けて、動物衛生のためのブラジル国家機関「 IAGRO 」は、職員を派遣して死亡した牛の組織を調べており、来週までには結論を出したいとしています。
この大量死の原因についての推定としては、
・エサが汚染されており、ボツリヌス中毒となった
・缶詰のエサが劣悪な条件下に保管されていたための中毒
・何らかの感染症
などが挙げられていますが、しかし「 1100頭の牛が1日で死亡してしまう」という一種の異常事態を説明するには、これだけでは弱い気がします。
また、この大量死の前後に、周辺地域ではいかなる牛の病気も見つかっていないということで、既知の感染症の可能性もあまりなさそうです。
最近は、ある種の大規模な大量死が「地域のその種を絶滅にまで導く」ほどの事態となることも多いですが、原因がわからない場合も多く、理由がわからない大量死の時代がさらに進行している感じでもあります。