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被害の拡大を防ぐために:村上名誉教授を含む日本の研究者が「mRNAワクチン接種者からの輸血」に関してのリスクについて警告する論文を発表

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輸血による二次、三次被害を防げ

3月14日に、日本の研究者たちが、 mRNA ワクチン接種者からの輸血に関しての懸念条項と、それに対しての対策の提案を記した論文を発表していました。

論文(未査読)は以下にあります。

遺伝子ワクチン接種者由来血液製剤の輸血に関する懸念と具体的な対策の提案
Concerns regarding Transfusions of Blood Products Derived from Genetic Vaccine Recipients and Proposals for Specific Measures


preprints.org

 

著者の中には、東京理科大学名誉教授の村上康文氏や、京都大学名誉教授の福島雅典氏などのお名前も見受けられます。

両氏ともずいぶん以前の段階から mRNA ワクチンのリスクについて警告を続けられてきた方です。

以下のような記事にあります。

「6回目ぐらいで全部死んでしまう」 : 村上康文 東京理科大学名誉教授の言葉から見えるブースターによる、すぐそこにある終末
In Deep 2021年12月29日

「最終的には、数十億人の命が危険にさらされる可能性がある」:福島雅典京都大学名誉教授の会議での全発言を記録させていただきました
In Deep 2022年12月7日

この論文の筆頭著者は、旭川医科大学の上田 潤教授という方のようです。同氏のページでは、研究分野は「エピジェネティクス、精子形成、ゲノム編集」とあります。

これらの方々が「接種者からの輸血」に関してのリスクを警告しています。

これは以前から考えられていたリスクではあり、つまり「 mRNA やら脂質ナノ粒子やら、あるいは、スパイクタンパク質そのものが、輸血により大量に入ってくる」わけです。

しかし、「輸血によるリスク」というのは、一般的には、自分自身の意志で避けられるものではないことでもあります。

たとえば、事故などに遭って輸血となった場合、「未接種者の血を輸血してください」などという要望が通るわけがない。あるいは、そんな準備がされているわけもなく、また時間的猶予もないはずです。

私もかつて一度だけ輸血したことがあるのですが、多くの場合は緊急的な処置と共に行われますので、なし崩し的に進行してしまうのです。

今回のこの論文では、「そのようなリスクを軽減させるための提案」が具体的に書かれているという意味で貴重なものです。

実際には、このような要望が国や当局に通じるかどうかは何ともいえないですが、しかし、そのような対策を取らない限り、被害はさらに拡大してしまいかねないです。そして、その影響は、何年、何十年という長期間にわたる可能性もあるわけです。

論文をわかりやすくまとめていたメディアがありましたので、その記事をご紹介させていだきます。





日本の研究者たちが COVID-19 mRNAワクチン接種者からの輸血に伴うリスクについて警告

Japanese Researchers Warn About Risks Associated With Blood Transfusions From COVID-19 mRNA Vaccinated Individuals
thailandmedical.news 2024/03/16

2020年に世界保健機関(WHO)によって宣言された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、世界中で遺伝子ワクチン接種プログラムを開発、展開するという前例のない取り組みが促進された。

遺伝子ワクチン、特に mRNA 技術を利用したワクチンは、SARS-CoV-2 感染と闘う強力なツールとして浮上している。しかし、COVID-19 mRNAワクチンを受けた個人の輸血に伴う潜在的なリスクについて懸念が生じている。

 

遺伝子ワクチンの作用機序について理解する

ファイザー・ビオンテックやモデルナなどの大手製薬会社が開発した mRNA ワクチンを含む遺伝子ワクチンは、スパイクタンパク質などのウイルス抗原をコードする遺伝物質を導入することによって機能する。SARS-CoV-2 のタンパク質が宿主細胞に侵入することにより、ウイルスにさらされたときに体がウイルスを認識して戦うよう準備する免疫反応が引き起こされる。

これらのワクチンは COVID-19 の予防に有効であることが証明されているが、新たな証拠は、特にワクチン接種後の血栓性事象、心血管合併症、全身臓器関連障害に関して、その使用に関連する潜在的なリスクを示唆している。

 

遺伝子ワクチン接種者からの輸血に関連するリスク

日本の旭川医科大学、東京医科大学病院、MCL 株式会社、京都岡本記念病院、東京理科大学、株式会社こころなどの機関によって行われた最近の研究では、COVID-19 mRNA ワクチンを受けた個人からの輸血に伴うリスクが明らかになった。

これらのリスクには、以下が含まれるが、これらに限定されない、さまざまな潜在的な合併症が含まれる可能性がある。

血液異常:研究では、遺伝子ワクチン接種者における血小板減少症、血栓性疾患、および異常な赤血球形態の症例が報告されている。スパイクタンパク質とワクチン成分の潜在的な毒性についての懸念が高まっている。

免疫機能不全:遺伝子ワクチンは、免疫インプリンティング(免役の刷り込み)、抗体依存性の増強、免疫グロブリンクラススイッチ(免役グロブリンの定常領域)の変化などの免疫関連合併症を引き起こす可能性がある。これらの現象はその後の感染に対する免疫系の反応に影響を与える可能性があり、特定の病原体や自己免疫反応に対する感受性を高める可能性がある。

神経合併症:遺伝子ワクチンによって生成されるスパイクタンパク質には神経毒性があり、血液脳関門を通過する可能性があることを示唆する証拠が増えている。このことは、接種者の神経合併症に関する懸念を引き起こし、徹底的なモニタリングと評価の必要性を強調している。

 

提案された対策と推奨事項

これらの特定されたリスクに対応して、潜在的な危害を軽減し、遺伝子ワクチン接種者が関与する輸血の安全性を確保するために、以下の対策と推奨事項が提案されている。

包括的な検査プロトコル:遺伝子ワクチン接種者に由来する血液製剤の安全性を評価するための厳格な検査プロトコルを開発および実施すること。 これには、副作用を特定するためのスパイクタンパク質、ワクチン成分、免疫マーカー、および潜在的な神経毒性指標のスクリーニングが含まれる。

規制ガイドライン:遺伝子ワクチン接種者からの血液製剤の収集、処理、保管、輸血を管理する明確な規制ガイドラインを確立すること。これらのガイドラインでは、安全性と説明責任を強化するために、ドナーのスクリーニング、製品のラベル表示、有害事象の報告に関する厳格なプロトコルを概説する必要がある。

長期モニタリングと監視:遺伝子ワクチン接種者からの輸血に関連する健康上の転帰と潜在的な合併症を追跡するために、長期監視と監視研究を実施すること。これには、血栓性事象、免疫関連疾患、神経症状、その他の副作用のモニタリングが含まれる。

国民の認識と教育:遺伝子ワクチン、輸血、免疫関連疾患のリスクと利点についての国民の認識と教育を強化すること。これには、情報に基づいた意思決定と医療行為を促進するために、医療従事者、患者、一般の人々に正確な情報を提供することが含まれる。

法律:輸血用血液のすべての供給源に、ワクチン接種された血液源からのものか、ワクチン接種を受けていない血液供給源からのものかを表示するように法律と規制を改正する必要がある。

また、輸血を受ける側は、不快な血液型を拒否する権利を有するべきである。

 

結論

COVID-19 mRNA ワクチン接種を受けた個人からの輸血に伴うリスクは重大な懸念事項であり、事前の対策と包括的な戦略が必要だ。

堅牢な検査プロトコル、規制ガイドライン、長期的なモニタリング、および一般教育の取り組みを実施することで、潜在的な危害を軽減し、遺伝子ワクチン接種者から血液製剤の投与を受ける個人の安全と健康を確保することができる。

ワクチン戦略や感染症の状況が進化する中で、これらの課題に対処し、輸血医療における安全の文化を育むには、医療機関、規制当局、研究者、一般の人々の協力的な取り組みが不可欠だ。







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