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イスラム教「犠牲際」での大量屠殺の日と大雨が重なり、バングラデシュのダッカの多くの道路が動物の血液で「赤い川」と化す

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道路が「血の川」と化したダッカの様子 2016年9月12日

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世界中のイスラム教徒にとって、最も重要な祭事のひとつであるのが、日本語では「犠牲祭」とされるイード・アル=アドハー(Eid al-Adha)というもので、その祭事が 9月12日から始まりました。

これは、祈りの他に、

「羊、山羊」などの動物を屠殺して祝日を祝う

という行為が伴われます。

今年の犠牲祭について、ロイターは以下のように報じていました。

イスラム教徒、エルサレムでイード・アル=アドハー(犠牲祭)を祝う

ロイター 2016/09/14

世界中のイスラム教徒の人々が9月12日月曜日、最も重要な祝祭の1つであるイード・アル=アドハー(犠牲祭)を祝った。

一部のイスラム教徒の間にはイード・アル=アドハー(犠牲祭)の初日、家族のお墓にギンバイカの枝を置く習慣がある。

イスラム教徒信仰者たちは、アブラハムが息子の命を神のために犠牲にしようとしたことをたたえるために、お祈りのほか、羊とやぎを屠殺(とさつ)して祝日を祝う。その肉は家族や友人や貧困者たちと分け合う。

ということで、その日は世界中のイスラム教徒の人たちが、何百万という動物を祭のために屠殺します。

バングラデシュもイスラム教徒の多い国(約9割がイスラム教徒)ですが、今年の犠牲際の日は、やはり全国的に「動物の屠殺」が展開されているようなのですが、今年の犠牲際の初日は「大雨」となり、ダッカを含む、いくつかり場所では「洪水」となりました。

そして、その洪水が、町中で殺されている数多くの動物の血液を運ぶことになり、冒頭の写真のように「ダッカの町中の道々は、動物の血で真っ赤に染まった」のでした。

それは最初、SNS に写真がアップされた後に、いくつかのメディアで下のように報じられました。

2016年9月13日の報道より

dhaka-bood-streetsthelotpot.com

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ちなみに、昨年のこのイスラム教の犠牲祭日は 9月24日が初日だったのですが、歴史的な大惨事が起きています。

イスラム教の大巡礼「ハッジ」中の重要儀式「悪魔の等への投石」の中で将棋倒しが発生し、717人もの人々が死亡したのです。

[報道]サウジ将棋倒し、死者717人に 大巡礼で史上最悪規模の事故 (AFP 2016/09/25)

 

2016年9月24日 サウジアラビア・メッカ近郊の事故現場

mecca-2016-0924Daily Mail

昨年の「犠牲祭」の日はそのようなことが起きていましたが、今年はバングラデシュで「街の道路がのきなみ動物の血で染まる」という出来事が起きたのでした。

2016年9月12日 ダッカ

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このように大量の動物を一度に殺すことはあくまでも宗教的な祭事・儀式ですが、「街中の道路が真っ赤な水で染められて、それが本物の血液」という現象は、これまで見たことがないものではあります。

ちなみに、イスラム教の犠牲祭はイスラム暦にのっとっておこなわれますので、毎年、おこなわれる日は違い、今年は 9月12日から 9月16日まで続きます。







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