極端な差がついた日本とシンガポール
まだ最新の中国のコロナが本格的に入ってきていないにも関わらず、日本では、コロナ死亡数の上昇が過去最大の激しさとなっています。
根本的な理由は不明ですが、日本が他のいかなる国より突出している点としては、「ブースター接種率の格段の高さ」があります。
二回目までのワクチン接種率として日本と並んでいたような国として、韓国や台湾、シンガポールなどがありましたが、現在は、
「日本だけ死んでいる状態」
となっていることが目立ってきています。
以下は、人口100万人あたりのコロナ死者数の過去1年間の日本とシンガポールの推移です。
今年元旦の時点で、シンガポール (0.03人)に対して、日本 (2.52人) は、80倍以上の死亡率の高さを示しています。
気候や気温の違いの影響などもあるのかもしれないですけれど、しかし上のグラフを見ますと、1年ほど前の流行波では、日本もシンガポールもほぼ同じグラフを描いていましたので、気候だけでは説明できないかもしれません。
なお、2回目のコロナワクチン接種については、以下のような数値となっていまして、シンガポールのほうが高率でした。
2回目までの接種率
・シンガポール 90%
・日本 83%
ourworldindata.org
その後、ブースター接種率では日本が圧勝し続けています。このまま進めば、率として、日本のブースター接種率は、シンガポールの倍程度まで進みそうにも見えます。
上のグラフと同時期のブースター接種率の推移です。
ブースター接種率の推移の比較
ourworldindata.org
これを見ますと、シンガポールは、昨年 10月25日までで、データの提供が終了しているようですので、シンガポール政府は、ブースター接種を停止した、ということなのかもしれません。正式にはわかりません。
いずれにしても、日本は今なお接種率が伸び続けています。
その中で、現在の中国を除けば、日本は、
・世界最大の感染率
・世界最大級の死亡率
を示しています。
ブースターだけが原因ではないだろうにしても(免疫抑制はそれ以前から形成されていたと思われますので)、シンガポールのデータと比較しますと、ブースターの影響はかなり大きそうです。
12月だけで、日本のコロナ死は 6000人を超えました。
[記事] 世界全体で隠される「日本の惨状」。12月だけでコロナ死6000人超。医療もすでに崩壊している可能性
In Deep 2022年12月26日
これで、中国のが入ってきたらどうなるのかなあ……とは思います。
[記事] これは、2020年のプロパガンダ武漢コロナとはまったく異なるのだから
In Deep 2023年1月2日
最近は、日本の近い未来について、さすがに考えてしまいますね。