カリフォルニアの尋常ではない落雷を伝えるロサンゼルスタイムズより
最近の世界の悪天候は、常軌を逸しているようなものも多くなっていますが、3月5日に、アメリカのカリフォルニア州の悪天候の中で発生した落雷は、記録的なものとなったことが伝えられています。
アメリカ国立気象局のカリフォルニア州サンタバーバラ局の観測によれば、この日の落雷では、サンタバーバラやロサンゼルスなどにおいて、
「 5分間で 1489回の落雷が記録された」
のだそうです。
もちろん、この 5分間以外にも落雷は発生し続けていたのでしょうけれど、この 5分間は特別に異常な状態となっていたようです。
この夜のロサンゼルスからサンタバーバラにかけては、宇宙戦争映画のような光景が展開されていたようです。
2019年3月5日 米カリフォルニア州サンタバーバラの様子
この日は、カリフォルニア州全域が悪天候に見舞われていたようで、各地で落雷や洪水が発生していたようですが、驚くべきは、この悪天候により、「アメリカで最も乾燥した場所」として知られるデス・バレー(死の谷)で「洪水が発生した」ことが報じられていました。
デスバレーでの洪水を報じるウェザーチャンネル
デスバレーの洪水にしても、5分間で 1500回の落雷にしても、もはや普通の状態ではないことなのですが、現実として起きています。
普通に考えれば、悪天候が本格化する季節はこれからですので、アメリカだけではないですが、今後の世界の気象がどのようになっていくのか気になります。