大量死 戦争の時代 異常な現象

国境開放と共に中国での20億人の移動が始まる。中国各地の駅と空港がほぼ満員の状態に

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2023年1月8日 広東省新セン駅。電車のチケットを買うために並ぶ人々。 VOA




 

新しい戦争

以前書きました以下のような「中国からの新たなコロナの流入」の時期が始まりました。

 

[記事] [重要] 中国保健当局の調査で四川省のコロナ感染率は 63%…。日本人の大多数が感染増強抗体を持っている中でこんなものが国に入ってきたら…
 In Deep 2022年12月29日

 

メディアはまったく日本の国内のコロナについて報じなくなりましたが、今も着々と状況悪化は続いています。

[記事] ジ・エンドに向かう欧州、そして日本
 In Deep 2023年1月7日

 

最も大きな問題のふたつとしては、

「日本人は、現在、世界で最も多くの人たちが強く免疫抑制されている状態」

であり、

「世界で最も多くの国民が感染増強抗体を持っている」

という現実から、もはや惨事は免れない状況となっていますが、先日、以下の記事で、フィンランドの状況(1日のコロナ死者が日本の20倍相当)について書きました。

[記事] フィンランドの「年齢構成リセット」に見る日本の1日のコロナ死が今の20倍を超える日
 In Deep 2023年1月8日

 

この記事では、「日本の死亡数も今の 20倍になる可能性がある」というように、表現を弱めて書きましたけれど、そういうレベルの話で終わるようなものではない可能性が、それなりにあります。

もっとも、フィンランドの例でわかりますように、日本の場合も、中国の国境開放の問題とは関係なく事態が進んでいく運命だったかもしれず、中国からのウイルスの流入を特別視する必要はないのかもしれません。

中国当局は、春節前後の中国の移動人数は「21億人になる」と発表しています。

国境が開放された初日には、中国各地の駅や空港が大賑わいを見せたことが伝えられています。

出国だけではなく、海外から中国にやってきた人たちの数もかなりいるようでして、全世界の国民が入り混じっての試験管的実験場となったようです。

この日の中国の空港の混雑について報じていた記事をご紹介します。




 


中国の出入国の封鎖解除の初日、空港には長蛇の列ができ、各国は流行防止の課題に直面した

中国出入境解封首日机场大排长龙 各国防疫遇挑战
NTD TV 2023/01/09


2023年1月8日、上海浦東国際空港の国際線到着エリアの様子。

 

1月8日、中国当局は、出入国に関しての核酸検査や集中隔離などの防疫制限を正式に解除した。この日、北京、上海、広州などの国際空港は人でごった返し、全便が満席だった。ファーストクラスの航空券でさえもなかなか見つからなかった。

このような多数の中国人観光客の出国は、さまざまな国の流行防止に課題をもたらしている。

1月8日は、中国共産党が入国と出国の防疫措置を正式に解除した最初の日となった。この日、北京首都空港や上海浦東空港は人で賑わっていた。

ソーシャルメディアでは、中国の主要な空港での乗客たちの長い列の写真がアップされ、ファーストクラスのキャビンを含む、北京空港 T3 のほぼすべての搭乗通路が満員であることを示した。

中国の主要な空港では、すでに防疫対策が実施されていないため、多くの乗客が空港でマスクを着用していないこともわかる。一部の投稿者は、このような「壮観な光景」は数年間見たことがないと書いている。

中国メディアの報道によると、1月8日、中国のインバウンドとアウトバウンドの航空券の注文量は 628%急増し、そのうち「アウトバウンド便」がインバウンド便よりも 52%多かった。アウトバウンド便の目的地は世界の 53か国と 100以上の都市をカバーしている。

さらに、深セン、香港、マカオ、珠海間のフェリーチケットも購入可能になった。旅行プラットフォームのデータによると、1月6日以降、香港から深圳へのフェリーチケットは平均1 時間あたり 50%以上増えた。

中国の旅行プラットフォームが発表した情報によると、都市への旅行注文数は、シンガポール、マレーシアの首都クアラルンプール、カンボジアの首都プノンペン、イタリアのミラノ、タイのパタヤ、チェンマイ、サムイ島などが大幅に増加しているという。長期旅行者たちの主要な目的地はタイだった。

ニュースメディア財新は、昨年 12月末に、北京当局が 12月26日に出入国制限を解除すると発表した後、それから 1週間以内に、中国内旅行サイトでの国際線航空券の検索数が増加したと報告した。多くの中国人たちが海外に行くのを待ちきれないことを示しており、タイ、日本、韓国が、インターネットで検索された人気の観光地となっている。

しかし、中国本土は現在、新型コロナウイルスの本格的な流行の段階にあり、感染者と死亡者の数は爆発的に増加し、火葬場は圧倒されていることが伝えられている。

民間メディアのニュースによると、中国では新型コロナウイルスの感染による「白い肺」の症状が多数見られ、世界保健機関を含む外界は、中国共産党が流行の実態を明らかにしていないと考えている。

中国共産党当局による国境開放は、関連国の防疫状況に大きな挑戦をもたらしている。

公開された情報によると、韓国は最近、海外からもたらされた 460例の陽性者のうちの 31%が中国からのものであると発表した。

イタリアも先週、中国からミラノへのフライトの乗客の 52%以上が核酸検査で陽性だったと伝えた。

台湾は、1月1日に中国から台湾に戻るフライトで数百人の乗客に対して防疫検査を実施し始め、陽性率が 25%以上に達していたと発表した。

これらの状況により、一部の国では中国人観光客の流行防止と検査の制限が強化されている。

これまでのところ、日本、米国、台湾、韓国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどの国は、中国からの乗客に対する新型コロナウイルス検査など、さまざまなレベルの防疫措置を相次いで発表している。

このうち、北アフリカのモロッコは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、1月3日以降、中国からの渡航者の入国を全面禁止することを直接発表した。

アメリカのポンペオ元国務長官は、中国が 3年前の流行を繰り返そうとしていると警告し、中国共産党が感染を隠蔽した責任を引き続き問われるよう求めた。







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