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2016年最大規模の太陽フレアが、消えかかる「双子の黒点群」から発生

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2016年7月23日にM7.6の太陽フレアを発生させた黒点群2565

aun-spot-2065Spaceweather

太陽表面は、黒点ゼロの状態が続いていたのですが、7月5日に黒点が出現し、7月7日頃から急速に黒点の数が増加しました。

ss-0718NICT

このことについては、

太陽と暴力 2016 : 「ゼロ」の状態から突如急激に太陽黒点が増え始め、そして世界もまた唐突に荒れ始め、人の命が激しく粗末にされ始めている今
2016/07/19

という記事などでふれたことがありました。

この黒点は、主に、黒点群 2565 と 2567 と番号付けられた領域に出現していたもので、この2つの活動領域は、出現した最初から「双子」のように寄り添っていました。

最初のうちは「顔の両目」のような形も見せていました。

ss-2565-2567

sun-like-faceNASA

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この黒点は、今、太陽の裏側に消え去ろうとしているのですが、その直前に、このふたつの黒点群が、Mクラスの太陽フレアを放出したのです。

それが冒頭の写真ですが、レベルは M 7.6 というもので、Xフレアには届きませんでしたが、それでも、今年の太陽が放ったフレアの中では最大規模のものでした。

位置が地球に対してダイレクトではないですが、NOAA (アメリカ海洋大気庁)によれば、短波や無線などに影響が出るかもしれないとのことです。

それ以上の影響はないと思われます。

そして、いろいろな意味で、注目を浴びたこの双子の太陽黒点群は、今、太陽の裏へと回りつつあります。

ss-sun-0723Spaceweather

 

その後どうなるかはわからないですが、新しい黒点が出現していませんので、少しの間、太陽活動は極めて静かになるのかもしれません。

 







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