動物の異常 異常な現象 疾病と感染症

米コロラド州で施設馬67頭が「非常に伝染性の高い未知の病気」で死亡。地図を見ると、近くに「閉鎖作業中の米軍化学兵器施設」がありますが…

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KRDO




 

アメリカのコロラド州で、「未知の病気で馬67頭が死亡した」という報道を見ました。

これは日本語でも CNN が報じています。

まあ、こんなご時世ですし、どうしても「未知の病気」等が出てきますと、考えてしまうところもあり、調べてみました。

そうしましたら、この「未知の病気が発生した馬の施設の場所」とかなり近いところに、アメリカ軍の化学兵器施設があることに気づきました。

まずは、施設の馬67頭が死亡したことについて、アメリカの地元メディアの記事をご紹介します。


コロラド州の野生馬施設で、67頭の馬が「未知の非常に伝染性の高い病気」で死亡し、現在隔離中となっている

A federal wild horse facility in Colorado is under quarantine as 67 horses have died from an ‘unknown and highly contagious’ disease
KRDO 2022/04/27

「未知であるが、伝染性が高く、ときに致命的な病気」がコロラド州の連邦野生馬施設で発生し、67頭の馬が死亡した。

デンバーの南 115マイルに位置するキャノンシティーの野生馬施設は、馬の病気の発生のために自主的に隔離下にあると、土地管理局がニュースリリースで述べた。この施設には、放牧地から集められた 2,550頭の野生馬が暮らしている。

病気の発生は 4月23日に始まり、当局は地方、州、連邦の当局者たちと協力して、死の原因を正確に特定していると発表した。

施設によると、昨年秋に西ダグラス地域から集められた馬がこの病気の影響を最も受けているという。

現在、独立した獣医たちと連邦獣医たちが馬の診断と治療を支援するために現場におり、症状を示している動物は残りの集団から隔離されている。

キャノンシティーの施設は、約 40万エーカーの土地に広がる 4つのコロラド野生馬管理地域の 1つだ。

1971年以来、健康な個体群と公有地の両方を維持する取り組みの一環として、「コロラド州の公有放牧地から約 4,400頭の馬」を排除してきた。集められた馬は、養子縁組に持ち込まれ、養子縁組されなかった動物は「一生、開いた牧草地で世話をされる」とウェブサイトは述べている。


 

ここまでです。

・感染性が極めて高く
・致死性も高い

という馬の病気で「未知のもの」というものが急に現れるというのは、最近では、なかなか珍しいことなのではないでしょうか。

致死性は高いとは書かれていますが、症状にふれられていませんので、どんなようなタイプの病気なのかはわかりません。

 

それでまあ……。

最初にも書きましたけれど、コロナ以来のこういうご時世で(100%人為的なウイルスのパンデミックの中にいるご時世という意味です)「未知」の病気というのは気になる響きです。

それで、そのコロラド州のこのキャノンシティという街の周辺を地図で見ていましたら、興味深い施設が出てきました。

 

米コロラド州は以下の位置で、アメリカの他の州にも多いですが、人口的な四角の州の形をしています。赤いスポットが未知の病気で馬が死亡したキャノンシティという街です。

コロラド州キャノンシティ

Google Map

 

その周辺に地図をズームしていきますと、以下のような施設の名前が出てきます。

以下です。

キャノンシティの近くにある施設

Google Map

プエブロ・ケミカル・デポ (Pueblo Chemical Depot)」と書かれてありますが、プエプロは地名でしょうが、ケミカルデポとは「化学物質貯蔵庫」というような意味になるのでしょうか。

アメリカ軍のデータベースで調べてみましたら、これは正式名は、

「プエブロ化学陸軍基地」 (Pueblo Chemical Depot Army Base)

だそうで、米軍の基地のようで、英語版の Wikipeida には以下のようにあります。

 

(Pueblo Chemical Depot - Wikipedia より)

> プエブロ・ケミカル・デポは、米国コロラド州プエブロ郡にある化学兵器保管所。 このプエブロ・ケミカル・デポは、化学兵器と化学物質を扱う米国で最後の 2つの施設の 1つだ。 現在、155mmおよび 105mm砲弾と 4.2インチ迫撃砲の備蓄を破壊している。これらはすべて、ある種の化学薬品マスタードガスを含んでいる。

> このデポには、約 780,000発の軍需品に、2,613トンのマスタード剤が収容されている。これは、米国の元の化学物質の備蓄の約 7パーセントに相当する。破壊作業は 2015年春にプエブロ化学薬品 - 破壊パイロットプラントで開始され、2016年後半に本格的に開始される。 すべての施設の破壊は 2023年12月31日までに完了する予定だ。 Pueblo Chemical Depot

 

とあり、現在、閉鎖活動の作業中であるようです。

これを読む限りは、「生物兵器」的なものはないように読めますが、アメリカ軍データベース・サイトの記事には以下のような記述があります。

 

(アメリカ軍データベースサイトより)

> 1990年に、プエブロデポ活動施設はプエブロ・ケミカルデポに改名され、その主な任務は米国の化学兵器および生物兵器の保管に変更された。 militarybases.com

 

あー……生物兵器も「保管」している可能性はあるのかもしれないですね。

もちろん、今回の「未知の病気による馬の大量死」と、この化学兵器保管所に関係があるというようなことはないでしょうけれど、いろいろなところに、いろいろな施設があるものなのだなと知りました。

いずれにしましても、この「馬の未知の病気」というのは、なかなか興味深いものではありますし、大量死の規模が拡大する可能性もありますので、追加の報道等がありましたら、またご紹介したいと思います。

 

ちなみに、全然関係ないことですが、現在、オーストラリアでは、

「豚さんたちが日本脳炎で死亡している」

と報じられています。

以下は、オーストラリアのビクトリア州政府の正式なニュースリリースです。

ビクトリア州で検出された日本脳炎ウイルス
Japanese encephalitis virus detected in Victoria

 

いろんな病気が無制御になってきていますね。







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