2019年10月26日 インスタグラムに投稿されたテネリフェ島上空の様子
・Ben Socas
大西洋のカナリア諸島にスペイン領の「テネリフェ島」という島があります。
スペイン領とはいっても、場所的には、モロッコや西サハラなどの沖に位置する島です。
テネリフェ島
・Google Map
このテネリフェ島に、10月26日、異常な迫力を持つアスペラトゥス波状雲が出現しました。
10月26日 テネリフェ島の上空
・twitter
アスペラトゥス波状雲は、21世紀に入ってから正式に雲の分類のひとつとして認定された比較的新しい区分の雲ですが、この数年は、非常によく現れます。
このアスペラトゥス (asperatus)というのは、英語で「荒れ狂った」というような意味で、今回、テネリフェ島に出現したアスペラトゥス波状雲も、まさにその表現が当てはまるものでありました。
このテネリフェ島という場所は、印象的な雲が出現しやすい場所なのか、このブログで、過去にも以下のようなテネリフェでの雲をご紹介しています。
2017年11月にテネリフェ島に出現した壮大なレンズ雲
・earthreview.net
2017年9月にテネリフェ島上空に長く出現し続けた雲
・earthreview.net
このテネリフェ島には、テイデという火山がありまして、山のある場所には、奇妙な雲が出現しやすいものでもありますが、なかなか普通では見られない迫力のある光景が繰り返されています。