ミニ氷河期の到来 異常気象

着々と進行するミニ氷河期:北極海の氷量が劇的に回復し、過去11年で最大に

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2020年2月に北極海の海氷面積は過去11年間で最大に

National Snow and Ice Data Center




 

北極海の海氷面積は、昨年までは「過去最低」のレベルにまで減少し続けていましたが、太陽活動が極小期を向かえている 2020年に入ってから、急速なペースで、その海氷面積を拡大させています。

冒頭のデータは、アメリカの国立雪氷データセンターの最新の北極海の海氷面積に関するデータで、2月14日の時点で過去 11年のデータとの比較で最大となりました。

以下は、2019年9月と、今年 2月との北極海の海氷面積と濃度の違いです。

2019年9月から2020年2月の北極海の氷の面積と濃度の推移


Severe Weather Europe


Severe Weather Europe

以下はその動画となります。

海氷の面積が非常に早い速度で回復していることがわかりますが、面積だけではなく「海氷の厚さ」も増加していまして、北極海全体の氷量そのものが格段に復活してきていることがわかります。

このように早いペースで海氷が復活していることに関して、気象学者は「強い極渦の結果」としています。「極渦」というのは、北極海上空の非常に冷たい旋風で、北米などに極端な寒波をもたらす原因にもなっている気象現象です。

この極渦がどんどん強くなっているようなのです。

北極海の海氷量は、毎年 3月頃に最大となりますので、今後も北極海の海氷量はさらに増加すると見られ、おそらくは過去 11年の記録を上回って推移すると思われます。

この状態が、極渦による一時的なものなのか、あるいは春以降も海氷量が過去を上回って推移し続けるかは今のところはわからないですが、ただ、太陽活動の観点から考えますと、地球の氷の量は今後も増加していく傾向が続くようには思います。







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