2017年6月30日 スペイン・ジローナの街
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この6月は、ロシアからヨーロッパにかけて非常に際だった気候や気温が出現し続けていました。
ヨーロッパも場所によって異常に寒かったり、異常に暑かったりいろいろでしたが、スペインでは暑さ、つまり「熱波」が際だっていました。
特に6月中旬は過激な気温まで上昇しまして、例えば下は、最も気温が上昇した日のひとつである 6月16日のスペイン全土の最高気温です。45℃近くにまで気温が上昇した場所もあります。
2017年6月16日のスペインの各地の最高気温
・Vendredi 16 juin 2017
このような熱波が続いていたスペインで、6月30日、カタルーニャ地方にあるジローナという街で、
「経験したことのないような雹嵐」
が吹き荒れたのです。
そのすさまじさは、写真を見るだけでもわかります。
6月30日 黙示録的な雹に見舞われたジローナの光景
そして、雹が降り止んだ後、高温の中で雹はあっという間に溶け出し、今度は「洪水」となって、ジローナの街を走り抜けたのでした。
6月30日 溶けた雹での洪水に見舞われるジローナ
とにかく起きることが派手になっている世の中ではあります。
その中でも「派手な雹」は昨年あたりから世界中で顕著になっていまして、今のこの「高温と冷たい気温が上空でやたらとぶつかる時代」の中では、さらに壊滅的な雹による現象は増えていくと思われます。