アタカマはもはや世界で最も乾燥した場所ではないのかも
2017年8月21日のチリの報道より
チリのアタカマ砂漠という場所は、たとえば、Wikipedia - アタカマ砂漠に、
> 世界で最も降水量の少ない地域として知られる。
と記載されているような場所です。
このアカタマ砂漠が、この夏、「花が咲き乱れている」ということになっていて、チリで大きく報道されています。
これは「本来なら」異例のことなのですが、しかし、最近1〜2年を見てみますと、「どうやら、アカタマ砂漠を取り巻く気候条件そのものが大きく変わった」と考えざるを得ない状況があります。
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先ほども書きましたが、アタカマ砂漠は、本来は「この地球上で最も雨が少ない場所」です。
本来のアタカマ砂漠
・Wikipedia
アタカマ砂漠の場所
・Google Map
このアタカマ砂漠が現在、以下のような状況となっています。
2017年8月のアタカマ砂漠
これは、「予想していなかったような雨が降ったため」と記事にはあるのですが、たとえば、このアタカマ砂漠は今年 5月に大洪水に襲われています。
これに関しては、
・世界で最も雨の少ない場所のひとつである南米チリのアタカマ砂漠が大洪水により非常事態
2017/05/16
という記事でご紹介したことがあります。
2017年5月 洪水に見舞われたアタカマ砂漠
その他にも、2015年には、
・アタカマ砂漠に咲き乱れる花に見る「悪から善が生まれる光景」を思えば、極端な少子化も箱根山の群発地震も怖くない・・・かも
2015/05/05
という記事などで、やはりアタカマ砂漠で花が咲き乱れたことを取り上げたことがあります。
こういうことがたびたびアタカマでは起きていて、つまりこれは、どうやら、
「アタカマ砂漠周辺の気候自体が変わりつつある」
ということになっているような気がするのです。
原因は気流の流れの変化とかいろいろあるのでしょうけれど、この傾向が、今後何年も続いていく可能性も感じないでもないです。
地球は今、これまで不毛だった地に花が咲き乱れ、その一方で、今まで緑豊かだった場所が不毛の地となっていく渦中にあるということなのかもしれません。