2017年3月17日のアジュダビヤ(リビア)の光景
リビアで、3月17日の朝、「大気が真っ赤に染まる」という現象が起きました。
場所は、リビアのアジュダビヤという街です。
この場所は、2011年のリビアの内戦のターニングポイントとなった日の直前に、Wikipedia の記述では下のようなことがあった場所です。
2011年3月15日、欧米の介入はないと確信したカダフィ大佐は反政府勢力の最後の防御地アジュダビヤの総攻撃を宣言し、翌日には攻撃を開始した。
リビア・アジュダビヤの場所
・Google Map
その後も IS などの絡みで多くの「血」が流れている場所ですが、そのリビアの街が真っ赤に染まったのでした。
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2017年3月17日 リビア・アジュダビヤ
大気が赤くなった原因は「砂嵐」です。
しかし、砂嵐に見舞われた場合に必ずしも赤くなるということではなく、むしろ茶色になったり真っ黒になったりすることが多く、その「大気の色」にはさまざまなパターンがあるのですが、今回は真っ赤になりました。
そして、このリビアのアジュダビヤの周辺では、昨年 2016年の 1月にも大規模な砂嵐に見舞われたのですが、その時も真っ赤になりました。
その時のことは、過去記事、
・リビアの「赤い朝」…
2016/01/19
というものに記したことがあります。
2016年1月17日 リビア・トゥブルク
このトゥブルクという街も、今回のアジュダビヤと隣接する場所です。
中東は大規模な砂嵐が多い場所ですが、このように真っ赤な状態になることは稀で、どうやら「赤くなる時」と「赤くならない時」のそれぞれについては、天候や気象などの何らかの条件で決まるものなのかもしれません。砂そのものが赤いわけではないですし。
そして、自然は、わりと「印象深い場所に印象深い光景」を描いてくれるというものなのかもしれないとあらためて思います。