2016年9月5日のイタリアの報道゛より
イタリア中部で 8月24日に発生したマグニチュード 6.0 (USGS では 6.2)の地震は、規模から考えると非常に大きな被害を出したものとなってしまいました。
地震で廃墟と化したイタリア中部のペスカラ・デル・トロント村
地震発生当時の状況については、
・イタリア中部地震の大惨事から見る「耐震概念のない場所」での中規模地震の意味
2016/08/25
という記事に記してもいます。
そして、本震発生から 10日を過ぎた 9月4日の時点までに、現地では 5,000回を超える余震が続いていることが報じられています。
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被害の大きかったアマトリーチェに設置された被災者用のテント村
報道によれば、8月24日のマグニチュード 6.0 の地震の後、9月4日までに、
・M 3.0 - 4.0 の地震 158回
・M 4.0 - 5.0 の地震 15回
・M 5 以上の地震 1回(M 5.4)
の地震が発生し、マグニチュード 3..0 より規模の小さなものを合わせると、全部で 5,000回に達する余震が続いているようです。
9月4日までの犠牲者数は 294人で、負傷者は 386人となっています。また、この日までに、瓦礫の下から 238人の人が救出されたのだそう。
震源はノルチャという場所でしたが、その周辺の中部イタリアの各地で大きな被害となって、現在も建物などの状況はさほど変わってないようです。
・CBC
写真を見る限り、場所により、破壊の程度が激しく、復旧への道は非常に厳しい感じはいたしますが、現時点では、復旧というより、いまだに捜索が続いている段階のようです。
捜索が続く現場
さまざまな自然災害が、常に世界のどこかで既存の生活に介入し続けている最近ではあります。