2016年9月28日のロシア・トゥディの報道より
インドネシアのロンボク島にあるリンジャニ山が、9月27日夜に大噴火を起こしました。正確には、リンジャニ山の噴火口内にあるバルジャリと呼ばれる火山が噴火したのですが、その噴火は写真で見てもすさまじいものです。
噴火したリンジャニ山
リンジャニ山の場所
・Google Map
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この噴火のあったロンボクは、島自体が観光地であり、リンジャニ山周辺もハイキングやトレッキングなどがさかんな場所です。上の写真にも、避難している観光客らしき人が写っています。
今回の噴火の際にも、リンジャニ山周辺には 1000人にのぼる観光客が訪れていました。
そして、インドネシア国家災害対策当局によれば、そのうち、噴火したバルジャリ火山周辺でのハイキングやトレッキングの届け出をしていた人の数は 389人にのぼるということで、この人たちの中の多くの消息がわかっていないようです。大半が外国人観光客です。
当局は緊急の避難計画を策定し、同時に 28日から現地に救助隊が向かっていますが、その後の正確な情報は不明です。
ただ、9月30日のインドネシア・ニュースによりますと、
> 現在のところ、怪我人や死者が出ているとの情報はない。
とのことではあります。
ちなみに、リンジャニ山周辺のハイキングやトレッキングは、下のように、相当、山と近い場所でおこなわれているようです。
リンジャニ島のトレッキングの光景
噴煙は現在 2000メートルくらいまで上がっているそうですが、その数値以上に、迫力のある噴火の様相を描き出しています。
インドネシアだけではないですが、環太平洋火山帯はその全域で活発な火山活動が続いているようです。