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ミニ氷河期の到来

気候変動の極致 : 南太平洋のサモアが雹(ひょう)嵐に見舞われるという事態。あまりに珍しいことのために人々は報道を信じず

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20106年9月19日の英国ガーディアンより

samoa-hailstorm-2016Samoa hit by hail storm so rare residents thought it was a hoax

サモアというのは、南太平洋にある熱帯の国で、下の位置にあります。

サモアの場所
samoa-mapsportvilogger.com

このサモアの気温は下のように、ほぼ1年間同じで「ずっと 30度前後」という温暖な国であります。

サモアの1年間の平均気温分布
samoa-tp-01ZenTech

日本のように、夏は 40℃近くになり、冬は氷点下にもなるといったような場所とは違い、このサモアは実に穏やかな、もう穏やかすぎる気候の場所です。

こういう場所では、熱帯低気圧の影響などの悪天候はあるのかもしれないですが、位置を考えると、上空に「冷たい空気」が入っているということが、通常ではあり得ないために、「雹(ひょう)嵐」のような激しい悪天候というのは、なかなか発生しようがない場所ではあります。

そのサモアが、9月16日に、雹嵐に見舞われたのです。

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9月16日のサモアのニュース番組より

samoa-tv-0916aTV1 SAMOA

samoa-hail-palauli

 

上のように、テレビなどのメディアで、サモア気象サービスから「雹が降った」と報じられたのですが、サモアという国はあまりも雹という現象と縁遠いために、人々は、最初信じなかったのだそうです。

「冗談か作り話だ」というとらえ方をする人が多かったとか。

冒頭のガーディアンには、サモア気象サービスの人の談話が載っていまして、

「あまりにも予想外の出来事だったために、人々は作り話だと思ってしまったようです。そこで、私たちは、気象衛星の画像や写真など、さまざまな資料と証拠を提示して、やっと、本当にサモアに雹が降ったと理解してもらえました」

と申していました。

テレビ局からインタビューを受ける気象サービス局員

samoa-met-2016TV1 SAMOA

 

雹嵐は、10分から 15分間と比較的長く続いたようですが、雹そのものの大きさが最も大きなものでも 2センチメートル程度の小さなものだったために、被害は出ていないとのことです。

ちなみに、サモアに雹が降ったのは観測史上で初めてということではなく、「2度目」なのだそうで、2011年に、サモアの観測史上で初めて雹が記録されたことがあるそうです。そして、今回また雹が降ったことで、1度だけではなく2度目があったということになり、「南太平洋の熱帯地域に雹が降る」という現象が、あるいは今後も見られる可能性はあります。

いろいろな現象が最近の天候の異常を伝えてくれますが、この数年間という時期は、その先の何十年何百年とはやや違う気候の中にあったり、あるいは、上空の大気の流れが過去とは違うということを、このサモアの雹の例も示唆しているように思います。







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