2019年11月23日 積雪が118cmに達したイタリアのグレッソネイ=ラ=トリニテ
北半球は、地域により激しい寒波や降雪などに見舞われていますが、11月23日から 24日、フランスからイタリアにかけて非常に強い慣例前線が通過したことにより、各地で 11月としてはあり得ない降雪に見舞われました。
特にアルプス西部では時期としては異例の大雪となり、グレッソネイ=ラ=トリニテという場所では、11月23日の積雪が 118cmに達しました。
雪の中から実況をするテレビ報道員
・fobosplanet
2019年11月23日のヨーロッパの気圧配置
・www.wxcharts.com
この気象による悪天候は、フランスにおいては豪雨となり、南フランスのコートダジュールでは、洪水のために 2名が行方不明となり、航空便や鉄道便の運行が全面的に停止されました。
冠水したフランス東部の街ルミュイ
・La Plume Libre
また、イタリア北部の山岳地帯の各地では、あまりに急激に大量の雪が降ったために、雪崩が発生する可能性が高くなっており、雪崩に対しての最高レベルの警報が出されています。
本格的な冬に入る前ですが、ヨーロッパの一部の地域では、鹿子に経験したことのないような激しい気候に見舞われているようです。