ベトナムの報道より
水没したベトナム・ハティン省の街
アメリカ方面でハリケーンの大きな被害が続いていますが、アジアの台風も例年よりも大きくなる傾向にあるようです。
今(9月16日)、日本では台風18号が日本列島を縦断するかもしれないというところにありますが、その台風 18号とほぼ同時に発生し、東南アジア方面に進んだ台風 19号が、ベトナムで非常に大きな被害を出しています。
この台風 19号は日本に接近している台風 18号より勢力が小さなものだったにも関わらず、その被害は過去は数十年のベトナムの台風被害で最大級となりました。
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タイトルに入れた「ベトナム戦争よりひどい」という言葉は、英字メディアの報道にあったもので、ベトナム東北部のハティン省にある学校の校長先生が語ったものです。
その学校、キュアン・スー・インディアン校は台風の、おそらく洪水により校舎が破壊されてしまったのでした。
下はその学校のあったハティン省の様子です。
住宅街だったと思われる場所
この台風 19号は、ベトナムでの名称は「台風 10号」で、英語名は「トクスリ(Doksuri)」となっていますが、下のような進路をとっていました。
・気象情報
規模も勢力も普通の台風だと思われましたが、結果として、「ベトナムに上陸したものとしては、過去最大クラスの台風」ということになり、被害も拡大しています。
台風通過後のベトナム・ゲアン省の町 9月15日
・AFP
ハティン省の町 9月15日
この台風で、20万軒の家が水没し、数百万世帯が停電などの影響を受けたようです。
そして、日本に台風 18号が上陸しますが、暴風雨の被害が拡大しやすい傾向の中で、日本でどのような展開となるか懸念が持たれます。