2017年1月13日の太陽フレア
・NASA
新しい年に入って以来、太陽はとても静かな活動を続けていまして、「相変わらず黒点も出現せず、今年最初の満月を迎えた中、淡々と消化されていく2017年」という記事で書きましたように、最初の 10日間で、黒点が出た日は 1月3日の一度だけでした。
そんな太陽に 1月13日、10日ぶりとなる新たな黒点が出現しました。
・NASA
そして、その黒点が「太陽フレア」を発生させたのでした。
それが冒頭のものです。
規模は下から2番目のCクラスのフレアでしたが、このような太陽フレアを見たのは久しぶりのような気がします。
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太陽活動が盛んな時には、黒点も太陽フレアも普通のものですが、今のように太陽活動が小さくなっていっている時には、ひとつひとつのこれらの現象がそれなりに印象深いもので、スペースウェザーでも「驚き」というような見出しで、記事を投稿していました。
2017年1月13日のスペースウェザーより
なお、この太陽フレアは、「規模が小さい」とはいっても、地球のサイズと比べますと下のような感じになり、小さいとはいえ、地球との比較では壮大な現象だということもわかります。
1月13日のフレアと地球サイズの比較
これで、2017年の 1月の太陽黒点の推移は以下のようになりました。
2017年1月1日-13日までの太陽黒点数の推移
現在の黒点活動領域 2625 の後ろにも黒点が見えていますので、これから少しの間、また黒点が出現し続ける時期となるのかもしれません。
大きな太陽フレアが発生する可能性はほとんどないと思いますが、興味ある時期として、やや注目したいとも思っています。