5月18日に京都府和束町で保護された白いカラス
・NHK
京都で白いカラスが保護されたことが話題になっています。
全身真っ白のカラスはかなり珍しいものということもあり、京都のメディアなどで報じられていました。
・京都新聞
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下は、5月18日の NHK の報道です。
全身真っ白 珍しいカラスを捕獲 京都
NHK 2017/05/18
京都府南部の和束町の水田で全身が真っ白な珍しいカラスが捕獲されました。
18日午後4時20分ごろ、京都府和束町白栖の水田で「羽をばたつかせている白い鳥がいる」と通りかかった人から町に連絡がありました。
連絡を受けた町の職員が捕獲したところ、体長35センチほどのカラスで、羽だけでなく、くちばしから足まで全身が真っ白でした。けがをしている様子はなく、羽をばたつかせて大きな声で鳴いていますが、飛び上がることはないということです。
町は、生まれつき色素が少ない「アルビノ」と呼ばれる突然変異のカラスと見て、水を与えるなどして様子を見て、19日にも山に逃がすことにしています。
「飛び上がることはない」ということで、この白いカラスは弱っているのかもしれないですが、京都新聞によれば、
> カラスは本来は救護対象ではない
ということで、弱っていたとしても、従来の規則の中では救護する動物ではないということのようです。
ちなみに、この白いカラスについて、報道では「アルビノ」とされています。
アルビノとは、メラニンの合成に関する遺伝情報が先天的に欠損していることにより、メラニンが欠乏する個体を言います、メラニン色素は、生体に黒い部分を作るものですが、それがないために、「白い生体」となります。
そういうところから見ると、今回のカラスは、アルビノではないかもしれません。
というのも、「目が黒い」からです。
京都で保護された白いカラスの目
たとえば、以前捕獲された「アルビノ」のカラスと比べてみるとおわかりになるかと思います。下の写真は、2014年10月に新潟の紫雲寺記念公園で保護された白いカラスです。目の色を見てください。
2014年に保護されたアルビノのカラス
アルビノのカラスの場合、絶対ではないのかもしれないですが、「目がピンク」になるのです。
目なども含めて、体に黒を作り出す機能がないですので、他の動物を含めて多くの場合、ある程度はそうなります。
アルビノのリス
そういう意味では、
・アルビノによって先天的に白く育った動物
と、
・何らかの理由で体だけが白くなった動物
は違うものだと思います。
そして、この京都のカラスは、アルビノでなく、
「本当に羽だけが白いカラス」
のような気がするのですが・・・。
こんなことを思ったのは、2013年11月に、グリーンランドで「白いカラスが殺された」ということを
・太陽の磁場のポールシフトが数週間後に迫る中、神の魂を運んでいたと囁かれる白いカラスはグリーンランドで殺された
In Deep 2013/11/18
という記事で記したことがありまして、当時のグリーンランドのメディアの中で、科学者が、「アルビノのカラスの場合は完全な純白となり、そして、目がピンク色になる」と述べていまして、また、その記事でふれていますが、西欧のキリスト教文化圏では、
> 白いカラスは、「神の再来」の時に出現するスピリチュアルなメッセージの意味を持つ
のだとされているのだそうです。
そういうわけで、京都のカラスも元気になればいいですね。
何となくダメそうな気もしてしまいますが。