2019年7月14日 香港と台湾の間の上空で撮影された極彩色のレンズ雲
雲が虹色に光る、いわゆる彩雲そのものは、わりとよく空にあらわれるものですけれど、ものすごく光り輝くというようなものは、少なくとも日本の日常ではあまり見られるものではないです。
7月14日、香港と台湾の台北を結ぶ航路を飛行中の商用航空機から冒頭のような、珍しいほどさまざまな色に光り輝く彩雲が撮影されました。
香港と台北の位置
・Google Map
まるで「極彩色の空飛ぶ鳥」のようにさえ見える美しくも異様な光景が空に広がっていたようです。
2019年7月14日 香港 - 台北間の上空にて
思い出しますのは、2018年1月に、南米ペルーのラマスという場所で撮影されました、やはり「光る鳥」を彷彿とさせる以下の雲です。
2018年1月18日 ペルーのラマスで撮影された極彩色の雲
今回ご紹介した香港 - 台湾間の雲にしても、2018年のペルーの雲にしても、ここまで激しい色彩にまでなるメカニズムはよくわからないですけれど、いずれにしましても、こういう「それまで誰も見たことのないような空の光景」がどんどん増えてきています。