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サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事:「ホワイトハウスはバイデン氏ではない誰かに統治されている」。内戦の話も

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サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事

NTD




「大統領が私たちの権限を奪うのなら、私たちには戦争が待っています」

サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事といえば、2020年に、米国のほぼすべての州が、ロックダウンとマスク着用義務を実施した中で、

「唯一、ロックダウンとマスク着用義務を拒否した知事」

として今でも記憶に残ります。

何度か記事で取り上げたこともありました。

[記事]ロックダウンとマスクを拒否した唯一の知事、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム氏がアメリカで初となる「出生前診断での中絶を禁止」する法案を議会に提出
In Deep 2021年1月28日

とても男気のある州知事であるノーム氏ですが、2月4日の米FOX ニュースとのインタビューで、「米国政府を運営しているのはバイデン氏ではない誰かです」という主旨の発言をしていることが報じられていました。

 

なお、サウスダコタ州は、以下の記事で取り上げました、アメリカ政府に反旗を翻したテキサス州に賛同した 25州のうちのひとつです。

[記事]アメリカ政府に反旗を翻したテキサス州への支持を誓約した州が全米50州中25州に。内戦的な色合いがさらに深まる
地球の記録 2024年1月31日

テキサス州と南部国境を守る憲法上の権利への支持を誓約する書簡に署名した25州

そのサウスダコタ州のノーム知事は、インタビューで、「戦争」という言葉を用いて、以下のようにも述べていました。

「私の州知事としての、また、州兵の最高司令官としての私の権限を剥奪するつもりなら、私たちには戦争が待っています」

内戦があるかないか、というようなことではなくとも、精神的にはアメリカは本当の意味でまっぷたつに割れてしまった気配が強いです。

修復が無理なら、いつかは衝突へと向かうことも不思議ではないかもしれません。

インタビューを報じていた記事をご紹介します。





クリスティ・ノエム知事:「誰かがホワイトハウスを動かしている。それがジョー・バイデン氏だとは信じられない」

Kristi Noem: ‘Somebody’s Running the White House. I Don’t Believe It’s Joe Biden’
Epoch Times 2024/02/06

サウスダコタ州知事は「大統領が南部国境での侵攻を許可することは我が国を弱体化させています。これが我が国を不安定化させているのです」と述べた。

サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事は、ジョー・バイデン大統領がホワイトハウスを統治しているのではなく、別の人物が国を統治していると述べ、「アメリカの極端な作り直し」である国境危機に対する懸念を表明した。

2月4日の FOX ニュースのインタビューで、司会者のマリア・バルティロモ氏から、バイデン大統領が不法移民に無料の住宅と医療を提供している理由を尋ねられたとき、ノーム知事はこう答えた。

「誰かがホワイトハウスを運営しています。それがジョー・バイデン氏だとは思えません。彼はこれほど極端なことはしませんでした。これはアメリカの極端な作り直しです」

「これは社会主義・共産主義の政策です。それが民主党に浸透しすぎており、もはや 20年前の民主党ではなくなっていると思います。今では(民主党は)強いアメリカを望まない社会主義政党になっています」

ノーム氏は、イーグルパスの国境を越える不法移民の流入をめぐりバイデン政権と争うグレッグ・アボット知事への支持を示すためにテキサス州を訪れた十数人の共和党知事のうちの一人だ。

アメリカ税関・国境警備局は、2023会計年度を通じて 240万人が不法に国境を越えたと推計しており、前年の 230万人から増加した。対照的に、バイデン大統領が就任する前の 2019年10月1日から 2020年9月30日までの間に、国境警備隊員が不法移民と遭遇したのはわずか 45万8,000件だった。

サウスダコタ州知事はインタビューの中で、国境危機についてバイデン政権を批判した。

「大統領が南部国境での不法移民の侵入を許可することが、我が国を弱体化させており、それが我が国を不安定化させていると我々は見ています」

州兵が不法国境越えの洪水を阻止するためテキサス州イーグルパスにある 47エーカーのシェルビーパーク一帯を制圧した後、バイデン政権は数週間にわたってアボット知事と衝突してきた。

テキサス州兵は国境警備隊の公園への立ち入りを拒否したとして非難され、複数の法廷闘争に発展した。テキサス州政府は、国境を守る権限を行使する憲法上の権利を引用した。

ノーム知事はこれまでにテキサス州の国境警備活動を支援するためにサウスダコタ州兵を 3回派遣している。ノーム知事は先月、国境へのサウスダコタ州軍の配備を継続する意向を示した。

ノーム氏の国境訪問は、連邦最高裁判所が先月、不法入国を阻止するためにテキサス州政府がメキシコとの国境沿いに設置した有刺鉄線やその他の障壁を連邦政府が撤去できるとの判決を下した後に行われた。

最高裁判所の判決にもかかわらず、テキサス州のアボット知事はさらに多くの有刺鉄線バリアの設置を命じた。一方、多くの共和党政治指導者がテキサス州知事の取り組みへの支持を表明した。

ノーム氏は、連邦最高裁判所の判決後、テキサス州知事への支持を表明する書簡に署名した 25人の共和党知事のうちの 1人だ。

司会者のマリア・バーティロモ氏とのインタビューで、彼女は次のように説明した。

「連邦政府がテキサス州を追及した理由は、人々が通り抜けられない有刺鉄線によるバリアを設置する方法を実際に考え出したからです。健常な軍人年齢の男性でさえ、その有刺鉄線の障壁を通り抜けることができなかったと述べています。それが非常に効果的だったので、連邦政府がテキサス州を追ってそれを取り壊すことになったのです」

サウスダコタ州知事は、民主党とバイデン大統領が州兵の連邦化を目指して権力を乱用していると非難した。彼女は自らの権威を守ると述べ、戦争の可能性についても警告した。

「民主党はこの大統領を奨励してきました。彼らは州兵の連邦化について話し合っていますが、実際にはアメリカを守らないために兵士たちに金を払って辞任させる大統領はアメリカ史上初めてとなるでしょう」

そして、ノーム氏は以下のように警告した。

「もし大統領がそのようなことをおこなって、州知事としての、そして州兵の最高司令官としての私の権限を剥奪するつもりなら、私たちには戦争が待っています」







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