ロシア・ヤクート地方で見つかった現時点で正体不明の生物の遺体
ロシアのヤクート地方にあるウダーチヌイという場所で、ミイラ化しているけれど、原型が残っている未知の動物の遺体が発見されたことが報じられていました。
ウダーチヌイの場所
・Google Map
見つかった動物の遺体の全体写真
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動物を調べる学者たち
顔を見てみますと、かなりどう猛な感じの歯を持っていまして、クズリなどのタイプの哺乳類か、あるいは、かつての恐竜の類いの未知の生物なのか、現在、調べられているということです。
動物の顔の部分
クズリというのは、下のような感じの、わりと凶暴そうなルックスを持ち、実際にとてもパワフルな哺乳類です。
クズリ
・hackapell.com
歯の感じなどはよく似ています。
ちなみに、このシベリアは永久凍土の大地を持つために、今では地球上に生息していない様々な生物たちが、原型を保ったまま冷凍状態で見つけられることが多く、マンモスなどもそうですが、昨年は「ホラアナライオン」という、絶滅したネコ科の大型肉食動物が冷凍状態で発見され、その実際の姿が初めて明らかになっています。
2015年に発見された冷凍状態のホラアナライオン
シベリアの永久凍土は、場所により、ものすごいスピードで溶解し続けていることは、
・生物兵器の主は死なない : 無治療では致死率90%の「炭疽菌」が永久凍土が溶けたシベリアの土の中から噴出し被害が拡大
In Deep 2016/08/02
という記事でご紹介したことがあり、今でこそ、シベリアの永久凍土の中から、かつての動物たちが次々と発見されていますが、そこが凍土でなくなった場合は、普通の大地と同じように、遺体は腐敗して分解され土に戻っていき、骨以外は出土されなくなります。
それでも、今回の未知の動物が見つかったウダーチヌイという場所は、今でも冬の平均気温はマイナス 43.6Cという非常に寒い場所で、そうそう簡単には永久凍土が解けていくということは今のところはなさそうです。