ミニ氷河期の到来 奇跡の光景

異例の極寒の渦中にあるスウェーデンに出現した見事な幻日

投稿日:2017年12月3日 更新日:

2017年12月1日 スウェーデン・ベムダレンのスキー場にて

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スウェーデンのベムダレン(Vemdalen)という場所にあるスキーリゾートで 12月1日、極めて鮮明な幻日(げんじつ)が出現し、多くの人がその光景に魅了されました。

12月1日 スウェーデン・ベムダレン

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ベムダレンの場所
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幻日というのは、太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象で、太陽を中心に、両サイドの同じ高度に光が見えるものです。

現象自体は、しばしば起きるものではありますが、ここまで鮮明で発光の度合いが強いものはとても珍しいです。

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基本的に、幻日は大気中の「氷の結晶」に太陽の光が反射して起きるものですので「相当寒い状況」でないと出現するものではありません。スウェーデンのベムダレンくらいの緯度では普通は冬でも幻日は出現しにくいと思われます。

このような幻日が今のスウェーデンに出現した理由は、現在ヨーロッパを覆っている強烈な寒気によると思われます。

下は、12月2日のヨーロッパの気温ですが、スウェーデンやルーママニアなどでは、氷点下を大きく下回っている気温を記録し続けています。

2017年12月2日朝のヨーロッパ各地の気温

Meteociel.fr

この 12月は世界各地で相当の気温の低下が予測されている場所が多く、このような幻日が出現する条件となる地域も多くなりそうです。

日本も 12月はかなり気温が低くなる可能性が高いですので、北海道などでは、幻日のような寒冷化の象徴の現象が何度か出現するかもしれません。







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