2017年11月21日 ルイス島のストーノーウェイ市
・Stornoway, Scotland, 11/21/2017
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二重の虹というのはよく見られるものですが、三重となるとほとんど見られないものです。
まして、それ以上となると、ほとんど記録や報告がないものですが、11月21日に、スコットランド北部のルイス島にあるストーノーウェイで、
「五重の虹」
が出現しました。
冒頭の写真がその光景で、見え方は人により違うかもしれませんが、写真を分割して拡大しますと下のようになり、左側と右側にそれぞれ複数の虹が出ていることがわかります。
写真の左側
写真の右側
スノートウェイの場所
・Google Map
今まで写真で見たものでは、三重と四重(下の写真)はありましたけれど、五重の虹を見たのはこれが初めてだと思います。
2016年10月19日 ニュージーランドの三重の虹
2017年4月28日 オランダの四重の虹
そして、今回ついに五重ということになりました。
二重の虹の発生原理というのは、光が大気中の水滴に2度反射するために起きるものと説明されています。
だとすると、こういう複数の虹となると、どれだけ大気中の光の屈折が複雑になっているのかと考えてしまいますが、四重とか五重になると、単純なメカニズムではちょっと説明しにくいものであるかもしれません。
それに今回のスコットランドの虹は、右と左の虹の「起点が離れている」というのも不思議です。
何かこう、太陽の光の反射の動きの中に、一般的な光の反射の原理とはまた別にある「何かの自然の原理」が介入しているような気さえします。