疥癬の症状を引き起こすヒゼンダニ。 medicalnote.jp
「2023年になって」フィンランドで爆発的な流行の拡大
フィンランドは、まあ…最近いろいろな小さな子どもの病気が拡大していることを In Deep などで取り上げさせていただくことがあります。
以下の記事に、先天性奇形、小児ガン、赤ちゃんの消化器系疾患などの 2023年の異様ともいえる増加のグラフを示しています。
・日本でもフィンランドのようなことが子どもたちに起きているのだろうか…。仮に永続的な免疫抑制の影響だとすると、子どもたちの未来は?
In Deep 2024年2月11日
今度は、フィンランドで「疥癬」が急増していることが報じられていました。疥癬は、一般的にはヒゼンダニというダニによって引き起こされるとされています。
報道では、「フィンランドで疥癬が急増している原因は不明」としていますが、この「原因」に関しては、比較的はっきりしているのです。新型コロナのパンデミックが始まった 2020年以降、世界各地で疥癬の増加が見られた後に、
「新型コロナウイルス(あるいはスパイクタンパク質)が疥癬の発生と関係がある」
とする論文が非常に多く出されていました。
疥癬と新型コロナの関係についての論文の数々(タイトルは自動翻訳)
Google Scholar
ですので、新型コロナ(あるいはスパイクタンパク質)が疥癬の原因のひとつであることはわかるのですが、フィンランドの事例で際立つ現実として、
「 2023年になってから疥癬の症例が激増している」
ということがあります。
2023年です。もうコロナ(スパイクタンパク質)の大流行は終わっており、さらには、ワクチン接種からもずいぶんと時間が経過しています。
これが何を意味するのかということですね。
ずいぶんと時間が経過してから、スパイクタンパク質による免疫低下が表面化してきているということなのか、他の理由があるのか。
難しいところですが、やっぱり免役系の話となるのですかね。
ちなみに、疥癬の原因がダニであるならば、最も有効な薬はイベルメクチンとなります。
(皮膚科の疥癬に関するウェブサイトより)
> 内服薬はイベルメクチンという内服薬が保険適応になっており、1回の内服にて約10日間継続する強い駆虫効果が報告されています。体重により投与量を調整することと、空腹時に内服することが必要です。 hat-hifu.com
しかし、原因がダニではなく、たとえばスパイクタンパク質の直接的な影響だとした場合……でも、おそらくイベルメクチンは効くはずです。ダニにもスパイクタンパク質にもどちらにも効くと。
ダニもスパイクタンパク質も似たような性質なのかなとも思えます。
ともかく、フィンランドの報道です。
疥癬がフィンランドとヨーロッパで爆発的に広がっている - 正確な原因は不明
Syyhy leviää räjähdysmäisesti Suomessa ja maailmalla – tarkkaa syytä ei tiedetä
mtvuutiset.fi 2024/03/04
なぜフィンランドで疥癬感染が増加しているのだろうか?
疥癬による診断の数は、フィンランドとヨーロッパの他の地域の両方で最近急激に増加している。増加の原因は正確には不明だと保健福祉研究所の主任医師リーフ・ラコマ氏は本日の記者会見で述べた。
疥癬が現在フィンランドで爆発的に蔓延している。保健福祉研究所の統計によると、2023年には 37,000件を超える疥癬感染が診断されたが、2018年と 2019年に記録された疥癬感染はわずか 4,000件未満だった。
ラコマ氏によれば、疥癬は管理対象または届出対象の感染症ではないため、フィンランドにおける実際の疥癬感染者数に関する正確な情報はないという。
幼稚園や介護施設などでは常に集団の流行が発生する可能性がある。
さらに、特別な治療で疥癬と診断される症例の数が増加していることもわかったとラコマ氏は述べた。
薬価の高さ
多くの家族は疥癬による高額な医療費に苦労するかもしれない。処方箋なしで利用できるペルメトリンクリーム治療は、4人家族で 500ユーロ(約 8万円)近くかかる可能性があると皮膚科とアレルギー科の専門家であるカタリナ・ハンヌラ・ジュッピ氏は述べた。
4人家族の場合、処方箋によって処方される硫黄ワセリン治療の価格は 130ユーロ以上に上昇する可能性がある。
ジュッピ氏によると、イベルメクチン錠も疥癬の効果的な治療法だ。イベルメクチンの場合、4人家族でタブレット約 30錠の価格は約 180 ユーロ(約 3万円)となる。
世界中で多くの安息香酸ベンジル溶液やクリームが使用されているが、フィンランドでは、これらのクリームは特別な許可がなければ入手できない。