7月9日のスペースウェザーより
太陽黒点領域2665と地球の大きさの大まかな比較
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現在、太陽はその活動の最も少ない時期である活動極小期手前にあります。
これは、過去記事、
・急停止した太陽活動…
In Deep 2017/03/21
などにありますように、今年になってから太陽活動はかなり急激に弱くなり続けていて、黒点のない状態も多くなっています。
稀にある程度の数の黒点が出現しますが、その活動は弱く、また黒点の成長もすでに力強いものではなくなっています。
ところが、現在、太陽の地球側に回り込んできている黒点群(活動領域)が、最近では見られないような成長を見せているのです。
その面積は地球より大きく、活動領域の直径は 7万キロメートル以上となりつつあるようです(地球の直径は約 1万2700キロメートル)。
冒頭のスペースウェザーの記事にある写真は 7月8日にジンバブエで撮影されたものですが、地上からでも黒点が確認できるほどになっています。
NASA の衛星の撮影による現在の太陽の全体像は次のような感じです。
黒点群もこれだけのサイズとなりますと、ある程度の大きさの太陽フレアの発生の可能性もありますでしょうし、それによる磁気嵐などの影響もあるのかもしれません。
この黒点群 2665は、今後数日間、地球に向いたままとなります。
また、これだけの太陽黒点ですと「人心」にも影響を与える感じもないでもなく、社会的にもやや波乱含みということになるのかもしれません。