5月22日 米国オクラホマ州上空に出現した雲
オクラホマ州の上空に、5月22日、非常に奇妙な様相の雲が出現し、様々に形を変えながら空を漂いました。
これは、現在の雲の分類では「アスペラトゥス雲」というものに相当すると思われます。
この聞き慣れない名称は、2009年にイギリスの雲評価学会という学術団体によって命名されたもので、それまでの分類に入らないものについて、「新種の雲」だとして、そのように呼ぶようになりました。
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アスペラトゥス雲については、波状雲 - Wikipedia に以下の記述ずあります。
2009年、英・雲評価学会によって新種認定された雲に「アスペラトゥス波状雲」がある。アスペラトゥス(asperatus)とは"荒々しい、荒れ狂った"といった意味であり、アスペラトゥス波状雲は日本語にすれば「荒狂波状雲」となる。 近年頻繁しているが詳しい原因は分かっていない。
というように、
> 近年頻繁しているが詳しい原因は分かっていない
というものでもあります。
今回、オクラホマ州に出現したアスペラトゥス雲と思われる雲も、従来での「何という種類の雲」というカテゴリーわけができないような不思議な様相でした。
米国オクラホマ州上空に出現した雲
かつては空に現れることのなかった、このような雲が多発している理由は、基本的には空の気象状況が以前とは違ってきているということなんでしょうけれど、その一方で、「空でいつも戦いが起きているかのよう」な気にもなります。
最初のほうでご紹介したオクラホマ州のアスペラトゥス雲などは、怪獣映画から飛び出してきたみたいですものね。
・Godzilla 2014
空の景観や気象を含めて、私たちを取り囲んでいる環境がこれまでとはまったくちがってきていることを示しているのがアスペラトゥス雲なのかもしれません。