2019年4月2日 インドネシア・パダンの夕暮れの空
インドネシア西スマトラにあるパダンという海岸沿いの街での 4月2日の夕暮れ、太陽の光が見事なラインを描く美しい光景が出現していたことが、現地にいた多くの人たちによって撮影されました。
4月2日 インドネシア・パダンにて
下は、その様子が撮影された動画です。
https://youtu.be/g_IfBkgmlms
インドネシア・パダンの場所
・Google Map
インドネシアは、昨年以来、地震や津波で多くの犠牲者が出たり、あるいは、今年 3月中旬からは、インドネシア東部などで断続的に大洪水が発生し続けていたりと自然災害続きでして、災害以外のインドネシアでの出来事をお伝えするのは久しぶりのような気がいたします。
他にも、この日の様子はさまざまに投稿されていたのですけれど、どうも撮影性能があまり良いとはいえないのかもしれない携帯やスマートフォンなどで撮影されたものが多かったのでしょうか、画質はあまり良いとはいえないのですが、何枚かご紹介させていただきたいと思います。
2019年4月2日 インドネシア・パダンにて
なお、こういう現象は全般として「薄明光線 (はくみょうこうせん)」と呼ばれます。
あるいは、旧約聖書の創世記に、この光による現象の際に「天使が天と地を上り下りしている」というような光景が描かれていることから、「天使の梯子」と呼ばれることもあるようです。
薄明光線は、原理としては、雲の切れ間や雲の端などから太陽の光が漏れることによって起きるものだと説明されますが、しかし、普通はもっと細いラインだったり、曖昧な光のラインだったりすることが普通でして、このようにはっきりと光の太いラインが出る光景はなかなか珍しいです。