2018年1月15日 氷に埋没した車たち メイン州ハルウェル
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極端な寒波が続くアメリカ東部ですが、最東部に位置する州のひとつであるメイン州の川沿いの街が 1月15日から 15日にかけて、「氷の洪水に襲われる」という事態に見舞われました。
この出来事が発生したのは、メイン州のハルウェルという街です。
メイン州ハルウェルの場所
・Google Map
なぜ、このようなことが起きたかというと、このハルウェルを含むメイン州では、先週まで大変な寒波と大雪に見舞われていました。
ところが、1月14日に、唐突に「暖かくなった」のです。
それにより、今度は降る雪が雨にかわり、また、それまでに積もっていた雪や凍結した氷も一気に溶け始めて大量の水となり川からあふれ街へと流れ出したのです。
基本的には凍結していた状態での川からの洪水ですので、水と共に「大量の氷」も流れてきたようです。
ハルウェルを通るケネベック川の1月14日の様子
しかも、その後、1月15日には、また気温が下がり、洪水となった水が「再び凍り始め」、水に浸かった車や建物などは、文字通り「氷の中に閉じ込められた状態」となったのでした。
このままさらに凍結してしまうと、次に氷が溶けるまで車の救出は難しそうです。
現在は北半球の寒波はやや穏やかですが、今後さらなる寒波がやってくる可能性があり、日本も含めた北半球ではこれまで見たことのないような光景がまだ続くのかもしれません。