2019年7月26日 火山の突然の噴火を報じるインドネシアのメディア
インドネシアのジャワ島にあるタンクバン・プラフという火山が、7月26日に突然噴火しました。どうやら前兆を示さない噴火だったようです。
2019年7月26日 噴火したタンクバン・プラフ火山
このタンクバン・プラフ火山は、ジャワ島の以下の場所にあります。
タンクバン・プラフ火山の位置
・Google Map
地図をもう少し拡大しますと、西ジャワ州の州都であるバンドンのすぐ近くにあることがわかります。距離として、30キロメートルほどだそう。
・Google Map
インドネシアの首都ジャカルタとも比較的近い場所で、かなり人口が多いと思われるエリアだと考えられることから、影響も大きそうです。
インドネシアの SNS には、火山周辺の住民たちが、噴火の中を避難する様子などが投稿されています。
火山の噴火の中を避難する住民たち
今後、火山灰の影響が出るとみられるために、インドネシアの防災局では、地元周辺の住民と観光客に対して、10万人分のマスクを配布することを決定しました。
それ以外では、今のところ、大きな人的被害などは出ていないようですが、生活への影響は続きそうです。
今年だけでも、インドネシアでは、スマトラ島のシナブン山やバリ島のアグン山などが噴火していて、それぞれ以下の記事でご紹介しています。
これらの火山の位置は以下のようになっていまして、環太平洋火山帯に沿ってインドネシアの島を貫いて配置されています。
シナブン山、タンクバン・プラフ火山、アグン山の位置
・Google Map
このタンクバン・プラフという火山は、初めて知りましたが、ジャワの州都バンドンに隣接するように、このような火山があることに驚きました。
現在の様子ですと、インドネシアの火山活動、そして環太平洋火山帯の火山活動は、今後も活発に続いていく可能性が高いように思われます。