2011年6月 プジェウエ火山の噴火の光景
・2011 Puyehue-Cordón Caulle eruption
2018年6月20日 プジェウエ火山群での群発地震を伝えるチリの報道
Sponsored Link
2011年という年は、日本で東北大震災が起きた年であり、他の国での大きな自然災害については、どうしても印象に残っていない面がありますが、東北の震災から3ヶ月後の 2011年6月、南米チリにあるプジェウエ火山(正確には、プジェウエ=コルドン・カウジェ火山群)で、大噴火が発生しました。
これは 50年ぶりの噴火であるだけではなく、その噴火の「光景」は世界中に衝撃を与えたものでもありました。
下はその 2011年のプジェウエ火山の噴火の様子の一部です。
2011年6月 プジェウエ火山の噴火の光景
このプジェウエ火山とその周辺の火山群が、今月に入り、火山性の群発地震を発生させていまして、6月20日、チリの国立火山監視ネットワークは、警報レベルを引き上げ、上から3番目のイエローレベルとしました。
この火山性地震が、噴火につながるかどうかはわかっていません。
前回の噴火は、2011年6月に始まり、その活動が完全に終息したのは、何と翌年の 2012年4月のことでした。
そして、このチリのプジェウエ火山群というのは、
「チリでの巨大地震と関係している」
という歴史があります。
前回の噴火の前に起きた 1960年の噴火では、世界での観測史上最大のマグニチュード 9.55のチリ地震とプジェウエ火山群の噴火が連動していました。
Wikipedia には以下のように記されています。
プジェウエ=コルドン・カウジェ火山群の最近の噴火は2011年から2012年まで続いた噴火である。
その前の噴火は51年前の1960年5月24日に起きていて、世界最大のモーメントマグニチュード9.5を観測したチリ地震のわずか38時間後に発生した。
プジェウエ火山の場所
・Google Map
そして、さらにいえば、これはあくまで個人的な考えですが、「日本と南米チリとは地質学事象の発生の関係性が強い」と私は思っています。
これは、最近の以下の記事の後半で少しふれています。
突如として世界中で地震が増加して2日目となる日に、これから地球はどのようになるかをシュタイナーの言葉「頂点は日本」を引用して、あくまでも抽象的に説明させていただきますと
なんら確証のある話ではないですが、チリでの噴火や地震の多発と、日本での噴火や地震の発生には、ある程度の期間の中での「連鎖性」があるように感じます。
このチリのプジェウエ火山がこのまま噴火するかどうかはわかりませんが、日本でも、各地の火山の噴火が激しくなっている中、大阪の地震なども起きています。
そういう意味で、個人的にはチリの火山と地震活動の今後に注目しています。