太陽活動と宇宙 異常な現象

地球を周回するスターリンク衛星の数が「10,000基」を超える

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地球を周回する衛星の数は2019年から5倍に増加

地球を周回する軌道上にあるスペースX社のスターリンク衛星の数が、初めて 10,000基を超えたことが報じられていました。

2019年5月に最初の打ち上げが行われてからの打ち上げ総数と、軌道上にある衛星の数は以下のようになります。

・スターリンク衛星の打ち上げ総数: 11,596基

・3月17日現在、軌道上にあるスターリンク衛星: 10,050基

打ち上げ総数は、1万1500基を超えているのですが、そのうち、1500基は大気圏に再突入しており(つまりバラバラになっている)、そのたびに、大量の酸化アルミニウムが上層大気に放出されます。

この影響が今後も続くとなると、地球の上層にどんな影響を与えるのかは具体的にはわからないですが、あまり良いことではなさそうです。

2024年に、スペースウェザーの「メガコンステレーションは地球の磁場を変えてしまうのか?」というタイトルの記事を以下の記事でご紹介したことがあります。

最近の人工衛星の大量運営により「地球の磁場の消失と電離層の撹乱が現実的な話」に。この影響は人類滅亡レベルになりそう
In Deep 2024年2月3日

 

この「磁場の弱体あるいは消失」とか「電離層の撹乱」は現実的な懸念であり、今後も衛星が増え続けていった場合、地球の磁場にどんな影響を与えるかは、今のところは具体的には不明ながらも、大きな変動につながる可能性があります。

そもそも、以下のように勢いで人工衛星は増えていて、この 2022年から今にいたるまで、さらに数千基増えているのですから、増え方が急速すぎます。

1957-2022年の人工衛星の運用数の推移

indeep.jp

地球と地球周辺の宇宙環境が激しく変わりつつある瀬戸際とも言えるのかもしれません。

スターリンク衛星が 1万基を超えたことについてのスペースウェザーの報道です。





1万基のスターリンク衛星

TEN THOUSAND STARLINKS
spaceweather.com 2026/03/18

2026年3月16日、ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からファルコン9ロケットが打ち上げられ、25基のスターリンク衛星が搭載された。

これはスペースXにとって 2026年の 33回目の打ち上げであり、通常の打ち上げだった。しかし、この 25基のスターリンク衛星は、ある節目を迎えた。史上初めて、1万基を超えるスターリンク衛星が同時に地球を周回することになったのだ。

出発点を考えてみてほしい。

2019年5月にスペースXが最初の運用用スターリンク衛星を打ち上げた当時、地球を周回するあらゆる種類の衛星は約 2,000基だった。

現在、スターリンク衛星だけでも、2019年以前の衛星群全体の 5倍の数に達している。この衛星群は、軌道環境を完全に変革した。

その数字は衝撃的だ。2019年以降、11,596基以上のスターリンク衛星が打ち上げられた。

そのうち 1,500基以上が、すでに大気圏に再突入している。スペースX社が新型衛星のために旧型衛星を退役させているためだ。

再突入のたびに約 30kgの酸化アルミニウムが上層大気に放出される。これは惑星規模の制御不能な化学実験と言えるだろう

これが天文学にどのような影響を与えるのか疑問に思っているなら、ジェラルド・レーマン氏が最近撮影したヴィエルツホシュ彗星(C/2024 E1)の動画を見てほしい。

スターリンク衛星の数は彗星の数の 10倍だった。「衛星による電波干渉は、特に夕暮れ時や夜明け時に、ますます深刻な問題となっている」と彼は述べている。地球を周回するスターリンク衛星の数が非常に多いため、軌道環境はますます不安定になっている。

プリンストン大学のサラ・ティーレ氏が率いる研究によると、それは「軌道上の砂上の楼閣」であり、深刻な太陽嵐がわずか 2~ 3日で広範囲にわたる壊滅的な衝突を引き起こす可能性があるという。

スペースX自身も、スターリンク衛星が 2025年だけで約 30万回の衝突回避操作を行ったと米連邦通信委員会(FCC)に報告している。




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