
米国の2025年の殺人率が過去最低水準となっているという意外な事実
アメリカの 2025年の「殺人率」が、1985年以来、過去最低となっていることが示されています。以下はご紹介する記事にあるグラフです。
1985年からの米国の殺人率の推移

パンデミックの頃から少し上昇していますが、すぐに下降に転じ、昨年は、2014年に並ぶ最も低い無殺人率となっています。1990年代あたりと比較すると、半分以下となっています。
ご紹介する記事では、「なぜこれほどまでにアメリカの殺人率が低下したのか」ということについて、主に「政権によるデータの操作」に主眼を置いていますが、ご紹介するゼロヘッジは今でも保守派寄り(つまり今でもトランプ政権寄り)ですので、前バイデン政権などや、現代でも、民主党地盤の地域でのデータ操作を指摘しています。
まあ、それはどちらでもいいのですが、ただ、殺人率全般はともかくとしても、一部の理由による犯罪は、今でも増加を続けている可能性もないではなく、たとえば、どちらも新しいデータではないですが、銃関係の殺人事件発生率や、麻薬関係の検挙率は増加し続けています。
米国の銃火器による殺人率の推移(2006年〜2016年)

statista.com
アメリカ合衆国連邦刑務所の収容者数(1924年〜2013年)

United States Federal Prison Population
つまり、現在のアメリカの殺人率の低下は、
「アメリカが健全になっていることを示すものではない」
ことは明らかな気がします。
さまざまな理由で、殺人率というデータ数字だけが上下している感じがいたします。
ここから、米ゼロヘッジの記事です。
米国の殺人率が歴史的に低下した本当の理由は何か?
What Is The Real Reason For The Historic Drop In US Homicide Rates?
zerohedge.com 2025/1/04

政治的な暴力事件の急増や、イスラム教や左翼によるテロ攻撃が相次いだにもかかわらず、2025年は米国史上最大の年間殺人件数の減少を記録した。
この急激な減少により、米国の公式殺人率は過去最低水準に迫っている。
米国の 550の法執行機関から得た予備的な犯罪統計のサンプルに基づくと、2025年は全米の殺人事件が約 20%減少して終わると予想されると、国家犯罪アナリストのジェフ・アッシャー氏は AB Cニュースに語った。
「控えめに見て 17%か 16%だとしても、2025年には 1年間の減少としては史上最大となる」と、AH データリティクス社の共同創業者で、元 CIA およびニューオーリンズ市警察の犯罪アナリストであるアッシャー氏は語った。
この減少は、多くの法執行アナリストが「パンデミック・サージ」と呼ぶ現象の後に起こった。バイデン政権下での殺人事件と犯罪全体の急増は、全米の民主党支配下の都市に特有の現象と考えられていた。しかし、民主党指導者たちはバイデン政権の任期中、そのような急増は起きていないと主張していた。
米国の2025年の殺人率は「記録的に低い」記録に近づいている

殺人事件の急増は、ギャング暴力がピークを迎えた 1990年代初頭以来、最大規模だった。しかし、バイデン政権下では、FBI のサマリー報告システム(SRS)の突然の変更により、犯罪データの収集が不完全でだった。
2021年から、FBI は全国事件ベース報告システム(NIBRS)と呼ばれる新しい方法への移行を開始した。
この移行は公式には完了までに最大 5年かかる予定だったが、その間、米国の多くの都市は完全な犯罪統計の提出を義務付けられていなかった。
つまり、パンデミックによる犯罪の急増は深刻だったが、実際の犯罪率は報告されているよりもはるかに高かった可能性が高いということだ。
2024年末までに、犯罪データのカバー率は人口の約 95%に戻った。これは民主党にとってむしろ好都合なことで、報告不足によって真の犯罪率を抑制できるという都合の良い言い訳ができた。そしてドナルド・トランプが大統領に復帰すると、報告システムはすぐに正常に戻った。
2025年の統計が正確であれば、トランプ政権は不完全な FBI データに頼ることなく、就任 1年目にして米国史上最大の殺人件数の減少を実現したことになる。
これは素晴らしいことだが、しかし、ブルーシティの犯罪率の正確性については、依然として懸念が残っている。例えば、ワシントンD.C.の当局は、犯罪データの積極的な隠蔽工作に巻き込まれており、進歩的な検察官や裁判官が有罪判決率を低く抑える一方で、分署長への脅迫によって逮捕記録を改ざんし、犯罪の等級を下げている。
この詐欺行為の暴露(法執行機関の内部告発による)により、DC警察署長パメラ・スミスは辞任し、議会による調査が継続中となっている。
問題は、他にどれだけの青い都市(民主党が地盤の都市)が同様の犯罪統計の抑制に取り組んでいるのか、そしてそれが犯罪活動の減少の真の要因なのかということだ。
それとも、トランプ大統領が殺人事件の減少に大きく貢献したのだろう? おそらく、ワシントンD.C.やロサンゼルスのような大規模な国外追放と州兵の配備が、都市部の暴力に有意な効果をもたらした可能性はある。
