
なぜ犬の襲撃による死亡者数がこんなに増えているのかは不明
以前、2024年のアメリカでの犬に噛まれたり襲われたりすることによっての死亡者数が過去最大となったことを取り上げたことがあります。
・2024年の米国での「犬の襲撃による死亡者数」が過去最多の71人に。その全リスト
地球の記録 2025年1月8日
2025年についても、まだ 2カ月半ほど残している時点で、2024年と並んで過去最大の死者数となっていることが報じられています。
今回ご紹介する数値は、アメリカの ANIMALS 24-7 という団体によるもので、11月11日に犬の襲撃で死亡した人が出たことにより、今年の死亡者数が 70人に達したと伝えています。
ただ、この、犬に襲われた死亡した人の数については、団体などによって異なっていまして、アメリカで犬による死亡数や負傷者数をデータ化している団体には、他に CDC と、Dogsbite.org という組織があり、全部微妙に違うのですよね。
たとえば、2023年の死亡者数については、 ANIMALS 24-7 は、70人、CDC と Dogsbite.org は 96人としています。
いずれにしても、「増え続けている」というのは、どの組織のデータも同じで、以下は、CDC のデータを引用した Dogsbite.org のグラフです。
2018年から2024年までの米国での犬の攻撃による死亡者数の推移 (CDC)

worldanimalfoundation.org
なぜ犬による攻撃が増え続けているのかは不明です。
これは、やはり犬による死亡者の統計が取られている英国でも同じで、特に 2023年には著しく増えています。
アメリカの犬による被害の現状は以下のようになっているようです。
> アメリカ獣医師会の犬による襲撃に関する統計によると、犬は年間 450万人以上のアメリカ人を噛んでいる。咬傷の大部分は報告されていないが、犬に噛まれた 80万人以上が医療処置を必要としている。アメリカ人は毎年 50人に 1人の確率で犬に噛まれる。
worldanimalfoundation.org
50人に 1人というのは相当な確率ですが、少なくともアメリカはそのようになっているようです。
今年のアメリカの犬による襲撃についての記事です。
米国で犬の襲撃による死亡者70人超、ピットブルによる死亡者50人超が3年連続で発生
U.S. hits 70+ fatal dog attacks & 50+ deaths by pit bulls for 3rd year in a row
sott.net 2025/11/17
2025年11月3日と 11月11日にジョージア州の高齢者ウォルター・アンソニー・スターノさん(78歳)とエブリン・ファーマーさん(68歳)がピット・ブルに襲われて死亡した事件により、米国の犬の襲撃による死亡者数は 70人、ピット・ブルの襲撃による死亡者数は 54人に達した。
これにより、2025年は犬の襲撃による死亡者数が 70人に達する 3年連続の年となり、ピット・ブルの襲撃による死亡者数が 50人を超える 4年連続の年となった。
米国の年間犬の襲撃による死亡者数の記録は 2024年に達成された 75人、ピット・ブルの襲撃による死亡者数の記録は 2023年に達成された 59人だ。
1982年以降 ANIMALS 24-7 によって追跡され、1833年まで遡って記録されているそれぞれの死亡者数は、2010年以前にはその半分にも達したことがなく、2000年以前には 10人に達したこともなかった。年によっては、5人にも達していない。
最近の被害者であるファーマーさんは、家族の飼っていたピットブル 7匹のうち 4匹に襲われたとマスコギー郡の検視官バディ・ブライアン氏がメディアに語った。
コロンバスのテレビ局WTVMは、「ブライアン氏によると、犬たちが喧嘩を始め、ファーマー氏が仲裁しようとした際に、家の中で襲撃が起きた。犬たちはファーマー氏に襲いかかった。
ファーマー氏の孫娘で、同じ住所に住んでいたとされるハリー・マクック氏と思われる人物が帰宅すると、犬たちがまだファーマー氏を襲っているのを発見し、911番通報した」と報じた。7頭のピットブルはすべて押収された。
ピットブルのうち数頭は、2025年7月10日に亡くなった、ピットブルを飼育していたことで知られる犬の保護活動家、ファーマー氏の息子、ジェームズ・ロバート・バリントン氏から譲り受けたものだ。
アラバマ州の被害者は依然として重体だ
2025年9月24日、アラバマ州ビブ郡の自宅郵便受けへ向かう途中、7頭のピットブルに襲われた 81歳のジェイミー・ボイドさんは、最新の報道によると依然として危篤状態にある。
妻のマーサ・ボイドさんは「歩行器に乗っていたにもかかわらず、襲撃を目撃し、助けようとした」と、バーミンガムの WBRC テレビニュースのジョシュ・ガント記者は報じている。
マーサ・ボイドさんは「夫の元へ向かおうとして転倒した。犬たちは彼女に向かってきたが、その時にはブレント警察署長のカール・マクミラン氏がすでに現場にいて発砲し、犬たちは森の中へ逃げ込んだ」と、取材した記者は詳述している。
2025年10月21日現在、ボイドさんは、「制御不能な感染症を止めるために、彼は腕、場合によっては脚の切断に直面している」ボイドさんの弁護士は述べた。
ボイドさんを襲ったピットブルの飼い主である隣人ウィリアム・ブラッド・ミッチェル氏(53歳)とレイシー・サトル・ミッチェル氏(50歳)は、2025年10月20日、陪審員団から「アラバマ州危険犬取扱法」に基づく重罪で起訴された。ミッチェル夫妻は2人とも無罪を主張している。
