2016年6月29日のタイの報道より
最近は、世界中で火球の目撃が多くなっていることを記事にしたりしていますが、地表にまで到達して、建物などに被害が出る例はほとんどありませんでしたが、6月28日、タイのピサヌロークという場所で、天から落ちてきた隕石と思われる物体が民家の屋根を突き破るという出来事が起きました。
その物体は、6月28日の朝7時26分に民家に衝突。屋根を突き破り、民家の床に衝突して5つの破片に割れたそうです。
下は、衝突した民家の持ち主の女性と、その隕石の破片の中で最も大きな6センチほどのものとの写真です。
落ちた場所を示す家の持ち主の女性
ピサヌロークの場所
その後、タイのナレスアン大学での初期検査により、隕石である確率が非常に高いということになりました。
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屋根に開いた穴
屋根に穴が開いた以外、人的なものを含めて、特に被害はありませんでしたが、しかし、こういう小さな隕石でも、人や車などに当たった場合は、それなりの被害が出る可能性も強いものではあります。
最近は、「天体の地球圏内への突入」が少しずつ増えている渦中にある感じもありますので、こういう天体の落下に関する報道には、やや興味があります。
ちなみに、この隕石は今どうなっているかといいますと、落下した民家の持ち主の女性が、「このような天から降ってきたものには敬意を表さなければならない」として、お供えして、祈りを捧げているのだそうです。
落下した物体にお祈りを捧げる女性
隕石が神様に変わる瞬間とでもいうのですか、何だか地球に宗教が芽生えた時を見ているかのような気分になったのでもありました。
いずれにしましても、このような天体の落下はこれからも増えるものなのかもしれません。