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海王星に現れたアメリカサイズの謎の「渦」領域

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海王星に出現した渦を巻く領域

Hubblesite

 

地球の 600キロメートル上空の軌道上を周回するハッブル宇宙望遠鏡は、これまで数々の素晴らしい宇宙の写真を撮影してきましたが、最近、そのハッブルが「海王星の異変」をキャッチしたことが、ハッブルサイトのニュースセンターで報じられていました。

冒頭の写真にありますように、新しく渦を巻く領域が5月に出現していたのです。

6月23日のハッブルサイトより

Hubble Confirms New Dark Spot on Neptune

 

海王星は、太陽系の惑星の中で最も太陽から遠い位置を公転している惑星で、地球の4倍近くの直径があります。

海王星と地球の大きさの比較
TEN FACTS ABOUT NEPTUNE

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領域を拡大した画像

 
これは、1989年にも観測されたことがあるそうですが、21世紀に入ってから観測されたのは、これが初めてとのこと。

この領域は、ハッブルサイトの説明では、高圧システムで、メタンの氷の結晶とガスなどの大気の流れが乱されることによって発生しているものと考えられているそうですが、正確なところはわからず、研究が続いているようです。

領域の面積は、アメリカ合衆国ほどもあるのだそうです。

ちなみに、海王星は、写真で見ます通りに「青い」ですが、その理由は、海王星 – Wikipedia によりますと、

海王星の大気には、水素が80%、ヘリウムが19%含まれ、メタンも1.5%含まれている。

天王星と同じく、大気に含まれるメタンの影響で美しい青色をしている。天王星に比べより青みが深い理由は、未知の化合物によるものと考えられている

というように、「未知の化合物」というようなものが関係しているのではないかと考えられているとのことです。

太陽系の惑星は、ここ数年、いろいろと大きな変化を見せています。

最近は、木星で、おそらくは小惑星の衝突と思われる想像を絶する大爆発が起きたりしています。

2016年3月17日の木星での大爆発(地球の10分の1くらいの大きさの爆発)

In Deep 木星で起きた「周辺数千キロに影響が及ぶほど」の謎の大爆発…より

 

あくまで個人的な感覚としての話ですが、太陽系の変化は今後も大きくなりそうな気はいたします。

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