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南米チリの海岸沖で「幅16 キロメートル」の広範囲な面積をクラゲの大群が覆い尽くしている光景が発見される

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▲ 2016年04月7日のチリのメディア soychile より。

 

南米チリの海域で「クラゲの大群が海を覆い尽くしている」という珍しい光景が、チリ海軍によって発見されました。

クラゲの大群は、幅 16キロメートルにもわたるという広大な面積を占めているようで、わかりやすくはないですが、下が撮影された写真です。城っぽく変色している部分がクラゲなのだと思われます。

ロス・ラゴスの沖合の様子

 

 

最近、チリの海では、海洋生物の大量死が続いていまして、この1カ月の間だけでも、下のふたつの記事を書きました。

南米チリで有毒な「藻」の大発生で2300万匹の養殖サーモンが大量死し、同国の魚輸出産業の崩壊の危機に(2016/03/14)

 

南米チリで続く大量死 : 4トンの死んだイワシが海岸に打ち上げられる(2016/03/21)

 

クラゲたちがチリの沖合にこれほどの大群で集まっている原因は、おそらくわかりようもないと思いますが、通常とは違う「海での現象」が続く南米チリであります。

地元の報道をご紹介します。

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Detectaron una mancha de 16 kilómetros de medusas frente a Los Lagos
soychile.cl 2016/04/06

ロスラゴスの沖合でクラゲが16キロメートルにわたり集まっている光景が発見される

ロスラゴスの海岸から約8キロメートルの海域で、クラゲが幅 16キロメートルの面積を覆い尽くすように集まっている光景が発見された。

この珍しい現象はチリ空軍による空中からの撮影によって確認された。

最初、自らの管轄下にある海域の色合いに異常があることをロス・ラゴス州の海軍担当者が検出し、その後、海軍による徹底的な調査が行われた結果、この海の色の異常が海洋生物の大群によるものだということがわかった。

その大群の面積は、幅 16キロメートルに及ぶ広大なものだった。

生物の種類を特定するために、海軍が海洋生物学者に確認を依頼したところ、意外なことに、これがクラゲであることがわかった。

海軍は、この種の海の変化を監視し続けているが、この珍しい現象に対しても、今後どのように対応していくかを決定するために、専門家と共同の調査を続ける。

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