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武漢ウイルス最新情報 2020-02-17 湖北省の隔離政策は都市封鎖から「完全な家からの外出禁止」の段階に

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Coronavirus

2020年02月17日 午前9時 (公式発表数値)
患者数 71,326人
死者数 1,775人
致死率 2.4%
重症者 10,644人
密接な接触での追跡者数 546,016人




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新型コロナウイルスの日本での感染者数が、412人となりました。このうちの多く(355人)は、クルーズ船内での感染者ですが、日本国内での感染者の数も 59人となっていまして、日本での感染拡大は止まっていません。

また、2月17日には、クルーズ船で事務作業にあたっていた厚生労働省職員の感染が確認され、神奈川県相模原市の病院では、新型コロナウイルスの患者の担当していた看護師さんの感染が確認されていまして、やや指数関数的な感染拡大の兆しが出てきています。

先日の記事にも載せたグラフですが、中国においての患者の増加は、ある程度の人数の感染者が確認された後、急激に増加しています。


Coronavirus 2019-nCoV

日本でも、仮に感染者数が 1000人を超えてきた場合は、日本の都市の構造や電車などの交通の状況から考えると、中国以上に感染者数の増加の速度が早くなる可能性はあると思われます。

感染者数が一定数以上に達した場合は、かなりのカオスになる可能性もあるかもしれません。

中国では、次々と戦時統制下として隔離される都市が増えていますが、2月17日には、湖北省の孝感市(こうかん/シャオガン-し)が、戦時統制下に入ったことが伝えられています。報道には以下のようにあり、都市の封鎖と共に、住民の人たちは完全に家から出られない状態となるようです。家から出ただけで勾留されると書かれてあります。

湖北省孝感市は、2月17日以降、必要な場合を除き、すべての住民の家からの出入りを禁止し、規制に違反した者は公安違反のために10日間拘留される。

2月17日 孝感市に発令された外出禁止令

William Yang

このような統制下にある都市や地区では、以下のようにマイクを持った担当者が、「家から出ないように」と伝達している光景が中国の SNS に投稿されています。


Youtube

中国の隔離政策は、都市封鎖から次に「家からの外出を禁止」という完全隔離政策の段階に入ったわけですが、もしこれでも感染拡大が止まらない場合は、もうすべての手段がないことを示すことになり、この過激な封じ込め政策の結果は気になるところでもあります。

武漢市は、2月16日に「さらに 1万3000台のベッドを提供できる仮説病院を 3日間で建築する」と発表していまして、この発表は感染者数がさらに増え続けていることを示しています。

何より、日本の感染拡大の方向がはっきりとしてきたことがとても気になります。

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