2017年12月29日 カナダ・マニトバの複雑に重なる太陽のハロ
2017年12月29日 ギリシャ・ロデス島の虹と反薄明光線の同時出現
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2017年も、あと2日ほどとなりましたが、昨日、カナダとギリシャで滅多に見られることのない、珍しく美しい光景が撮影されていましたので、特につながりはないですけれど、同時にご紹介したいと思います。
カナダののものは、いわゆる太陽のハロ(暈)で、それ自体は珍しいことではないのですが、12月29日にカナダのマニトバで撮影されたこのハロは、いくつもの円が複雑に重なり合うように見える上に、左右には「幻日(げんじつ)」と呼ばれる光学現象も組み合わさったものだと思われる不思議な現象となっていました。
12月29日 カナダ・マニトバの光
カナダ・マニトバの場所
そして、ギリシャのロデス島という風光明媚な島では、太陽と正反対の方向にのびる後光で、「反薄明光線」と言われる光学現象と、虹が同時に出現するという、これも大変に珍しい光景が見られていました。
12月29日 ギリシャ・ロデス島にあらわれた反薄明光線
その横に出現していた虹
ギリシャ・ロデス島の場所
反薄明光線は、その発生条件が非常に限られているため、見ること自体が難しいのですが、それに加えて、反薄明光線は「太陽と反対の方向」に出現するところを、このように虹と並んで目撃されたというのは不思議な感じです。
今年 2017年は、特に「空」にいろいろ美しかったり恐ろしかったりする光景や、あるいは不思議な光景が世界中にたくさんあらわれましたけれど、それらを思い出させてくれるような光景でもありました。
そしておそらくは、来年も空の光景はさらにいっそう激しいものとなるものと思われます。