12月4日 雹嵐で白く覆われた砂漠に座るサウジアラビアの男性
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
中東、特にアラビア半島の異常な気象の様相は、最近たびたび取りあげさせていただくことがありますが、ほんの 10日ほど前に、サウジアラビアで、激しい雹(ひょう)嵐による洪水が発生したことを下の記事でご紹介しました。
https://earthreview.net/severe-weather-floods-continued-in-saudi-arabia/
それからさほど日も経っていない 12月4日、サウジアラビアでその時を上回る雹嵐に見舞われ、いくつかの街や地域は、雪原のように真っ白に覆われた他、
「砂漠に氷の川が出現する」
という、なかなか終末的な様子が出現していたようです。
下の動画は、その「氷の川」の様子です。
また、街そのものも洪水に見舞われている様子が SNS に投稿されています。
12月4日の雹嵐は、主にサウジアラビアの下の地図の赤で囲まれた地域を直撃したようです。
今年の春以、サウジアラビアの気象に関しては、かなりの数の記事があったと思いますが、印象的なのは以下のふたつの出来事でした。
https://earthreview.net/historical-floods-hit-saudi-arabia-october-2018/
https://earthreview.net/apocalyptic-hail-storm-turns-medina-saudi-arabia-in-white/
これらの事例を見ましても、この1年は、サウジアラビア……というよりアラビア半島の気象が「完全に変わった」ことを示してくれていた時期だったと思います。
ここまで激しい変化が急激に収まっていくというようにも思えませんので、中東の「これまでにない気象」は今後も出現し続けるはずです。