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スペインの地中海沿岸が100年に1度の豪雨に見舞われる

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2019年4月22日 バレンシアで急激な大雨で水没している数々の車


GVA 112CV




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1946年以来の豪雨

昨年以来、ヨーロッパの地中海側での極端な気象がよく報告されますが、スペインの地中海側で、かつてない大雨が降ったことが報じられています。

4月22日、バレンシア他方などの各地が暴風雨に見舞われ、それがあまりにも急激な降水量だったために、各地で一時的な洪水が発生しました。

2019年4月22日 スペイン・バレンシア各地の様子


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Proyecto Mastral

ハベアという街では、24時間雨量が 248ミリメートルに達しまして、この地方で観測が始まった 1946年以来最大の雨量となったようで、「 100年に 1度」という表現もさほど大げさではないことになっています。

ちなみに、この 24時間雨量 248ミリメートルというのを、日本の記録と照らし合わせてみますと、気象庁のデータでは、たとえば、東京の記録を見ますと、最大24時間降水量は、1993年8月27日に記録された「 278ミリメートル」ということで、これに近づくものであることがわかります。

しかし、スペインは日本とは違い、一般的に、多くはこのような雨が降る土地ではないために、多くの街で被害が出てしまったようです。


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Meteored

ヨーロッパの地中海側では、昨年以来、極端な気象がよく出現していまして、昨年 10月にもフランスの地中海側で下のような「数時間で1ヶ月分の雨が降る」というようなことも発生しています。

https://earthreview.net/month-of-rain-in-a-few-hours-hit-france/

今年も、夏に向かうにつれて、また地中海の海水温度が昨年のように異常に高い温度で推移することがあれば、今年もまたヨーロッパの気候は大変に荒れる可能性があります。

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