2018年3月22日のギリシャのメディアより
SNSに投稿された3月22日のクレタ島の様子
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ギリシャのリゾート地でもあるクレタ島で 3月22日、「大気が真っ赤に染まる」という現象が起きたことが、報道やソーシャルネットで報じられています。
赤く染まるクレタ島
下は動画です。
この現象は、以前にもいくつかご紹介したことがありますが、「砂漠のサンドストーム(砂嵐)が大気を赤く染める」現象だったことが報道などに記されています。
ただ、中東などでサハラ砂漠からの砂嵐で大気染まる現象が起きるのは理解できなくはないのですが、
「クレタ島で?」
と思いました。
そして、報道を読んでみた後、地図を見直してみてわかりましたが、「強烈な南からの風がアフリカ大陸からサハラ砂漠の砂を運んできていた」のです、
下がクレタ島と、その南アフリカ大陸の位置です。
クレタ島
・Google Map
このサハラ砂漠からのかなりの距離をギリシャ沖まで砂嵐を運ぶような気圧の配置となっていたということのようなのです。
ずいぶん昔まで記録を遡ればわからないですが、少なくとも最近のクレタ島では聞いたことのない現象だと思います。
インスタグラムに投稿されたクレタ島の様子
それにしても、この1年くらいは、この「風景が赤く染まる」という出来事をずいぶんとご紹介した気がします。
少し思い浮かべただけでも、下の2つの記事が思い出されます。
https://earthreview.net/turkey-in-red-by-biblical-sand-storm/
https://earthreview.net/a-sandstorm-turn-a-city-of-ajdabiya-libya-red/
砂嵐によって大気が茶色くなったり、太陽光が遮られるために「真っ黒になる」というものはよくありますが、最近は鮮やかに赤くなる傾向があるようです。
その原因はわかっているとはいえ、こうも赤い光景の出現が続くと、いろいろと示唆を考えるところもあります。