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南アフリカの新たなコロナ感染数が「異様な急減」。このメカニズムは?

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少し前に、オミクロン株と呼ばれる変異株が出現したとされる南アフリカの感染確認数の急増について、以下の記事でご紹介しました。

南アフリカのコロナ感染確認数が「4日間で8倍」に急増。パンデミック開始以来最速の増加レベルに
投稿日:2021年12月4日

11月下旬からの感染数の増加は過去にないようなものでした。

2021年12月3日までの南アフリカの感染数の推移

ourworldindata.org
 

大変な増加ぶりでしたが、「ではその後どうなったでしょう」

上のグラフは、12月3日までのものですが、12月4日から 6日までのグラフを見てみます。

2021年12月4日からの南アフリカの感染数の推移

ourworldindata.org

1万6366件の頂点を 12月4日に記録した途端、今度はものすごいペースで感染数が減少しています。

これは何でしょうかね。増加の時と同様に、減り方も急激すぎる感じです。

以下の記事でふれましたように、オミクロン株は「変異し過ぎて構造的に不安定」ということなんでしょうか。

オミクロン株は「変異し過ぎて構造が不安定」なためにデルタ株よりはるかに軽い病気である可能性。別の意味の懸念はありますが
In Deep 2021年11月29日

 

実際のところ、現状では、アフリカ云々より、ヨーロッパの感染状況が全パンデミック期間の中で最大を更新し続けていて、オミクロンとか何とかいうより、ワクチン接種率が比較的高いヨーロッパの惨状というのが鮮明になってきたかもしれません。

ヨーロッパ全体とアフリカ全体での感染確認数の推移はこのようになっています。


ourworldindata.org

このような中で、ヨーロッパでは「接種の義務化」の方向に進んでいます。

欧州委員会がヨーロッパ全体でのワクチン接種強制化に言及する中、「パスなしで店に入った場合、最高で6年の懲役刑」が与えられるリトアニアの例から見る未来
In Deep 2021年12月7日

南アフリカの動向は、もう少し見ないと何もわからないですが、ヨーロッパの方がどうなるかは、ある程度理解できます。

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