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米 CDC (疾病予防管理センター)の「ワクチン有害事象報告システム / VAERS」のデータの最新情報を定期的にご紹介しています。
前回分は以下になります。
[定期]アメリカの7月30日までのワクチン接種後の有害事象報告は 54万5000件、死亡例は 1万2366件。12歳から17歳の死亡例は13件に
投稿日:2021年8月7日
以下は、現時点で最新の CDC の有害事象報告データです。
有害事象の全体の報告数、死亡報告数、重症報告数のそれぞれの前回からの 1週間の推移は以下のようになります。
・有害事象報告 54万5,338件 → 57万1,831件(前週から 2万6,493件増加)
・死亡事例報告数 12,366件 → 12,791件(前週から 425件増加)
・重症事例報告数 7万0,105件 → 7万7,490件 (前週から 7,385件増加) データ
まず、若い世代の有害事象報告です。
十代の有害事象と死亡事例
アメリカの 12歳から 17歳の有害事象報告は、前回より 500件程度増えていますが、このペースはずっと変わっていません。
・12歳から17歳の有害事象報告 11,366件(データ) 前回 10,801件
・12歳から17歳の重症事例 809件 (データ) 前回は 772件
ワクチン接種年齢の下限が 12歳まで変更されたことに伴い、「 9-12歳」の有害事象報告が増加し続けています。多くは 12歳だと思います。
・9歳から12歳の有害事象報告 528件(データ) 前回 468件
以下は、12歳から17歳の重い事例の報告数と、死亡事例です。
・12歳から17歳のアナフィラキシー事例報告 1,926件 (データ) 前回は 1,836件
・12歳から17歳の心臓障害の事例報告 340件 (データ) 前回は 328件
・12歳から17歳の血液凝固障害の事例報告 63件 (データ) 前回は 59件
・12歳から17歳の「死亡」事例報告 13件 (データ) 前回から増減なし
以下は、 12歳から17歳のアメリカでの死亡事例の詳細です。
2021年8月6日までの12歳から17歳の 13人の死亡事例詳細
・15歳 / 女性 / ニューハンプシャー州
[症状]アナフィラキシー反応、心停止
[接種から死亡まで] 1日 (ID 1187918)・16歳 / 女性 / ウィスコンシン州
[症状]心停止
[接種から死亡まで] 11日 (ID 1225942)・15歳 / 男性 / コロラド州
[症状]心不全
[接種から死亡まで] 2日 (ID 1242573)・16歳 / 男性 / カリフォルニア州
[症状]死亡(原因不明)
[接種から死亡まで] 48時間以内 (ID 1382906)・16歳 / 男性 / ジョージア州
[症状]胃腸穿孔、状態悪化、死亡
[接種から死亡まで] 4日 (ID 1386841)・13歳 / 男性
[症状]インフルエンザ様疾患、死亡
[接種から死亡まで] 2日 (ID 1406840)・16歳 / 女性 / ペンシルベニア州
[症状] 胸痛、血球貪食性リンパ組織球症、心嚢液貯留、長期入院、死亡
[接種から死亡まで] 73日 (ID 1420630)・13歳 / 男性 / ミネソタ州
[症状] 小脳出血、 心停止、死亡
[接種から死亡まで] 17日 (ID 1431289)・13歳 / 男性
[症状] 死亡
[接種から死亡まで] 不明 (ID 1463061)・13歳 / 男性
[症状] 心臓肥大、 心筋炎、死亡
[接種から死亡まで] 0日 (ID 1429457)・16歳 / 男性 / カリフォルニア州
[症状] 死亡
[接種から死亡まで] 27日 (ID 1466009)・16歳 / 男性 / ペンシルベニア州
[症状]死亡
[接種から死亡まで]6日 (ID 1475434)・15歳 / 男性 / ニューヨーク州
[症状]失神、心室性頻脈、死亡
[接種から死亡まで]4日 (ID 1498080)・13歳 / 女性 / メリーランド州
[症状]心室頻拍、死亡
[接種から死亡まで]27日 (ID 1505250)
次に全体です。
全体の有害事象事例
毎回見ている「ベル麻痺(顔面麻痺の一種)」「流産、早産」「アナフィラキシー反応」は、以下のようになっています。
・ベル麻痺(顔面神経麻痺) 4,665件(データ) 前回 4,075件
・流産・早産・死産 1,476件 (データ) 前回 1,373件
・アナフィラキシー反応 154,148件(データ)前回 148,040件
「血栓、血液凝固あるいは血小板減少」の報告は以下のようになっています。
・血栓 / 血液凝固 / 血小板減少 16,175件(データ) 前回 14,654件
ギランバレー症候群は以下のようになっています。
・ギランバレー症候群 877件 (データ) 前回は、729件
なお、ギランバレー症候群のメーカー別の発生数は、
ファイザー社 494件
モデルナ社 214件
ヤンセン社 156件
となっていて、ファイザー社が最も多くなっていました。
ギランバレー症候群などは、多少後になってから症状が顕著になっていくものですのですので、報告に入れられていない事例も多そうで、そして、ファイザー社ワクチンを大量に接種している日本でも今後、ギランバレー症候群は多く事例が出そうです。
アメリカの新たなコロナ感染確認数は、すでに過去半年で最大となっており、7月中旬からの約 1ヶ月で、新たな感染者数は驚くほど増加しました。
過去半年のアメリカの感染確認数の推移
Daily new confirmed COVID-19 cases
ただ、アメリカは広い国ですので、州や地域によって感染状況はまったく異なり、国全体でどうこうとは言えない感じはあります。
そういえば、アメリカでは、
「ワクチンを接種していないすべての人が、アメリカ国内の飛行機に乗ることを明確に禁止する新しい法案」
が議会に提出されていました。
H.R.4980 – To direct the Secretary of Homeland Security to ensure that any individual traveling on a flight that departs from or arrives to an airport inside the United States or a territory of the United States is fully vaccinated against COVID-19, and for other purposes.
HR4980 -国土安全保障長官に、米国内または米国の領土内の空港を発着するフライトで旅行する個人が COVID-19 のワクチンを完全に接種されるように指示することについての法案
旅客機や個人フライトを含めた全部のようです。
ワクチンを接種していない人は、テロリストと同じ扱いになると伝えているメディアもあります。
いろいろと大変です。