中国で公開された新型第6世代ステルス機「白い皇帝」
thesun.co.uk
どこもここも戦争の話が多いですが、中国が「宇宙から兵器を投下できる謎の超音速戦闘機を公開した」と、英国サン紙が報じていました。
興味を持ったのは、この戦闘機自体のこともありますが、この戦闘機が公開されたのが、広東省でおこなわれた「珠海航空ショー」においてであったこともあります。
この中国の航空ショーで何があったかというと、その前日、この航空ショーが行われた会場の外で、
「自動車による無差別攻撃があった」
という、いわくつきの航空ショーだったことも思い出したのでした。
以下の記事にありますが、「 35人死亡し、43人が負傷」と公式に報じられた事件でした。
・中国でSUVによる自動車テロと見られる事件。被害者数は不明ながら、数百人に達する可能性も
BDW 2024年11月12日
実際には、被害の規模はもっと大きかったのではないかと言われてもいますが、ともかく、その事件現場となった航空ショーで発表されたのが、「宇宙から攻撃できる戦闘機」だったようです。
ただ、宇宙から攻撃できるとはいっても、説明を読みますと、
> 高度 25,000メートルまでの大気圏内および近宇宙空間での飛行
を目指すものらしく、宇宙空間と呼べるほどの高さではないような感じもあります。
それでも、たとえば、日本の自衛隊の F-15戦闘機の高度が約 15,000メートルですので、通常の戦闘機よりは、相当高い場所を飛行できるようです。
以下、中国の最新戦闘機についての報道です。
戦争の準備:中国は「宇宙から兵器」を投下できる謎の超音速戦闘機「白帝」を誇示
READY FOR WAR : China flaunts mysterious ‘White Emperor’ supersonic fighter jet capable of dropping ‘weapons from space’
The Sun 2024/11/17
中国が、宇宙から破壊的な兵器を投下できる最新の先進的超音速戦闘機を公開した。
「白い皇帝」と呼ばれるこの謎の航空機は、中国の航空宇宙技術の進歩を象徴する同国の第6世代戦闘機だ。
この「統合宇宙航空戦闘機」は、高度 25,000メートルまでの大気圏内および近宇宙空間での飛行を目指している。
「白帝」または「白い皇帝」と呼ばれるこの最先端の航空機モデルは、将来の航空宇宙技術を探求する中国の野心的な研究イニシアチブである南天門プロジェクトの一環として展示されている。
実物大のジェット機の試作機は兵器と航空電子工学の進歩を強調し、将来の中国の軍用機開発の基盤を築く可能性がある。
この先進的な航空機は、空中および宇宙での先進的な有人・無人航空機の優位性を確保することを目的とした米空軍の次世代航空優勢(NGAD)プログラムへの対応となるはずだ。
両国間の緊張が高まる中、習近平主席は米国に対抗するため軍事生産を強化している。
人民解放軍は、台湾海峡や南シナ海などの紛争地域での覇権をめぐって米軍に挑戦している。
また、ほんの数日前、同国はアメリカの F-35と驚くほど似ている、新型 J-35戦闘機を公開した。
この新型 J-35Aは南部の都市珠海で行われた航空ショーで初めて公開された 。中国メディアの映像では、ジェット機が垂直に逆さまに空中を高速飛行する様子が映っている。
しかし、瀋陽航空機工業が製造した中国の最新鋭機は、アメリカの超音速 ステルス戦闘機 F-35と驚くほど似ている。
この第5世代戦闘機は、習近平氏の工作員が盗んだアメリカの戦闘機 F-35 の設計図を元に作られたという主張さえある。
空気取り入れ口、キャノピー、正式名称など、航空機のデザインは非常に似ているようだ。
専門家たちは、ハイテクジェット機の内部設計が盗用された可能性があると考えている。
J-35Aは航続距離が長い陸上型戦闘機で、 中国海軍は、空母用バージョンも保有している。
この飛行機は 10年以上開発されており、パキスタンのような同国の同盟国にも輸出される可能性が高い。
中国は F-35の寿命を通じて何度もアメリカ人からデータを盗んできた。エドワード・スノーデン氏が公開した文書は、2007年に中国のスパイがアメリカの 2兆ドル(309兆円)規模の F-35計画をハッキングしていたことを明らかにした。
2016年、中国国籍のスー・ビンは、数テラバイトの軍事データを盗んだとして、米司法省が「長年の陰謀」と名付けた容疑で有罪を認めた。
スーは中国高官らと共謀して、アメリカのステルス戦闘機 F-22と F-35の極秘設計図を盗んだ。
スーは航空業界のビジネスマンで、カリフォルニア州オレンジ郡にあるボーイング社のコンピューターを通じてデータにアクセスした。
司法省は、スーは時間をかけてロッキード・マーティンの請負業者と関係を築いていき、何年もかけて非常に貴重な詳細情報にアクセスできたと述べている。