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推定で200万匹に1匹という稀少な「遺伝子異常による青いロブスター」が米国のケープコッドで捕獲される。そして、その場所はかつて…

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Lucky lobster! 1-in-2mn sapphire blue crustacean caught off Cape Cod

 

アメリカ・マサチューセッツ州のケープコッドという海岸沿いの沖で、地元の漁師の方が「青いロブスター」を捕獲したことを、Facebook に投稿し、それ以来、テレビなどをはじめとした各メディアに取り上げられています。

捕獲された青いロブスター

Boston Globe

RT

ケープコッドの場所
・Google Map

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この青いロブスターは実際にかなり稀少なものらしく、米国メイン大学にあるロブスター研究所によれば、

「青いロブスターが生まれる確率は 200万匹に 1匹くらいだろうと思われますが、この数値も推測にしか過ぎません」

とのことで、とても珍しいもののようです。

RT

ロブスターが青くなる原因は、特定のタンパク質を普通よりも多く生成する原因となる遺伝子の異常であることが判明しているそうです。

 

ちなみに、このロブスターが捕らえられた「ケープコッド」というのは、ここ数年、頻繁に大型海洋生物の大量死が起きているところでもあります。

これらのことは、

米国とペルーだけで 300頭以上の死亡したイルカが打ち上げられた 2012年2月 (In Deep 2012/02/17)
イルカやヒトデに続き、アメリカのウミガメたちの異常な座礁数… (In Deep 2014/12/18)

などでご紹介したことがありますが、2012年に、100頭近くのイルカの大量死がケープコッドで発生しました。

2012年2月7日の米国CNN
CNN

2014年には、ケープコッドに打ち上げられるウミガメの数が急上昇したことが報じられました。

2014年12月12日の米国ニューヨークタイムズ
NY Times

もちろん、今回の遺伝子異常による青いロブスターとの関係はないですが、ケープコッドという地名に少し反応した次第でした。

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