2011年以来の大洪水となる可能性
タイ各地で、最近では前例のない大雨と洪水が猛威を振るっています。
普段でもタイはよく雨の降る国ですが、通常は、スコール的な 30分から 1時間ほど豪雨が降り注いで、雨が終わるというのが一般的ですが、この数日のタイでは、
「雨が降り止むことがない」
ようなのです。
首都バンコクなども洪水による大きな被害を受けており、SNS に投稿された画像や動画には、多くの建物や自動車が水没している様子が撮影されています。
バンコクの様子を撮影した動画より
แฟลตคลองจั่น กทม. #น้ำท่วม69 pic.twitter.com/YMn1hZzUkp
— ทีม (@_avengers_z) September 26, 2026
BREAKING | Thailand: All 50 districts of Bangkok have been declared disaster areas as heavy rain causes widespread flooding, traffic disruptions and waterlogging across the capital.
The Thai Meteorological Department warns of continued heavy to very heavy rain in Bangkok, with… pic.twitter.com/kzm28E3RK2
— Weather Monitor (@WeatherMonitors) September 26, 2026
報道では、バンコクの 9月26日までの 24時間累積降雨量は、一部の観測所で 238ミリメートルなどに達していて、バンコクの排水システムの処理能力が 1日あたり約 120ミリメートルの降雨量までを処理するように設計されていることなどもあり、洪水が拡大し続けているようです。
タイでは、2011年にも大規模な洪水が発生しました。
この際には、日本企業の工場が水没するなど大きな被害が出ています(当時の In Deep の記事)。
2011年10月 水没したホンダのタイ工場

oka-jp.seesaa.net
現在のタイでの「降り止まない雨」の正確な原因は不明ですが、スーパーエルニーニョも関係しているかもしれません。
タイは、世界的なコメの輸出大国でもありますが、農作物に影響が出ているのかどうかは今のところはわかりません。
以下、タイ語版 BBC の報道からの抜粋ですが、タイに赴く用件などがある方の場合、情報を常に注視されるのがいいと思います。
バンコクおよびその他数県における洪水被害は依然として深刻だ。バンコク都庁は50の区を災害地域に指定した。現状について分かっていることは何か?
น้ำท่วมกรุงเทพฯ และอีกหลายจังหวัดยังวิกฤต ด้าน กทม. ประกาศพื้นที่ภัยพิบัติ 50 เขต เรารู้อะไรบ้าง
BBC 2026/09/26

昨日(9月25日)からの継続的な豪雨により、バンコクとその周辺地域、そして数日間豪雨に見舞われている東部のいくつかの県では、洪水が発生し、深刻な状況に陥っている。
バンコクは最近、洪水災害指定区域を全 50区に拡大すると発表し、運河沿いの住民に対し、危険な水位に警戒するよう呼びかけた。
一方、政府は内務省に対し、国民を支援するため、洪水対応体制を積極的に強化するよう指示した。
午前10時16分、バンコク都庁は Facebook に投稿し、9月25日から災害地域がバンコク都内 50区すべてに拡大されたと発表した。これは、降り続く豪雨による洪水、交通渋滞、そして市民の日常生活への支障が原因となっている。
バンコク都庁(BMA)が今回の発表を行った主な理由は、関係機関がそれぞれの権限の範囲内で迅速かつ体系的に対応できるようにするためだ。
BMA は運河沿いの低地帯の住民に対し、水位が危険なレベルに達しており、さらに上昇する見込みであるため、家財道具をより高い場所に移動させ、その地域への立ち入りを避けるよう警告している。
首相府副報道官のプロイタレイ・ラクシュミサンチャン氏は、政府が洪水対策の強化を命じ、内務省をすべての部門と連携する主要機関として指定したことを明らかにした。
内務省は全国の知事に対し、洪水に対処するための 3つの緊急措置を実施するよう指示した。
それは、降雨量と水位の監視と追跡、国民を支援するための人員、機械、避難場所の準備、そして同時に、地方災害予防軽減事務所(DPMO)が関係機関を統合し、高リスク地域と緊急時対応計画に関する情報を更新し、警報および避難システムを準備することだ。
地方広報事務所は、国民が備え、公式の指示に従うよう、正確な情報を伝達する責任を負う。
気象庁は、9月27日まで、大雨から豪雨、鉄砲水による危険に警戒するよう全国的な警報を発令した。同庁の職員は生放送で、バンコクと中部地方の降雨量は 9月27日には減少する見込みだと述べた。

